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畳について
昨今、「子供の小遣い程度で最上級の仕事を期待する(どこの畳店も同じ仕事をすると思われている)」風潮をヒシヒシと感じます。 下記の項目について率直にお答え下さい。 畳業の方が、自己防衛の為に書き込みするのはおやめ下さい。 (1)凝っている畳店のHPの中の「こだわり」という言葉を信じる? (2)ホームセンターに売っているゴザ(薄縁)と、畳に逢着する物は同じだ。 (3)機械化が進んでいる店でも、創業年数が永ければ確かな腕だと思う。 (4)畳店はどこでも同じ工事内容である。だから、価格最優先で選ぶ。 以上です。 頂いた回答を参考にして、業界の正常化に役立てたいと思います。
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お礼
まずは「好きでいること」が一番大切だと思います。 昨今、「畳を好きな方」がめっぽう減りました。 日本人が見放せば、畳なんて消滅してしまいます。消滅して困るのは、畳屋だけなんでしょうけど。 畳なんて無くても生きていけるものね。 とにかく第一は、仕事に対する「姿勢」です。これが良ければ、手抜きが無いのはもちろん、高いランクの材料でも「もってけどろぼー!」ってな感じになります。(えっ!そんな人いない?私だけ!?) 私は、畳を想う方に出会うと、とっても嬉しくなり、そうなってしまうのです。 ここで豆知識。畳表は、使われている草の含有具合で「クリーム色に綺麗に日焼けする」物から、「ドス黒く汚い日焼けになる」ものまであります。これは、木綿・麻・麻+木綿の各ランクに存在します。新品の段階では、素人には見分けが出来ず、値が張った割には日焼けが汚いという具合が発生します。職人にもそれを見分けられない人もいます。仕入れ価格が安いからと買い、上質な価格として売ります。私に言わせれば、それは上級では無いですがね。 日焼け(数年後)まで見越してアドバイスしてくれる職人に出会う事が一番です。 貴重なご意見本当にありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございます。 何だか、消費者の代表のお言葉であるように読ませて頂きました。 (1)そうなのでしょうね。作る側も考え抜いて作っているのでしょうから、観覧者を引き付ける要素をふんだんに盛り込んでいますね。でも、良く見て下さい。「こだわり」は、作製者の心であって、工場のラインで出来上がっている物を仕入れて通販で売る業者の「こだわり」という言葉を信用できるでしょうか?私は、信用できません。 (2)畳店用に流通できないレベルの物を、加工して作ります。安いですよね?中国製だからです。畳職人に同様の物を作らせたら、腕の差と材料の差で違いが出るのもお分かりですね。 (3)他の回答にも書きましたが、昔は車も無く、遠くまで行って仕事をする事が困難でした。大八車で引き上げてきて製作するという事もできず、まず現場で作業でした。1部落もしくは、1地域に1軒という割合で存在し、下手でも何とかやっていけました。 お菓子の老舗などとかとは、意味合いがちょっと違います。まずいお菓子は続きませんよね。 (4)カラクリはそこにあります。「腕」の話が出来ない職人は、材料のランクで折り合いをつけようとします。材料の選択と同じ位、腕にこだわらないと、快適性だけでなく、寿命が著しく短くなります。 車の車検と一緒です。車検の度にキッチリ整備していけば、快適だし安心度は抜群です。ただナンバーを通すだけの車検では、いつ命を落としてもそれはその業者を選んだ方の責任です。 ご意見を参考に、地道に堅気仕事の復権に頑張ります。