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公務員の共済年金について
公務員の共済年金は厚生年金とどのように違いますか? 金額も大差がありますか? 地方の公務員(市町村の市役所・役場など) 月給や退職金・年金はいいのでしょうか? ご存知の方、教えてください!
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まず年金についてですが、一般的に言われているほどの大差はありません。 共済年金の制度は、昭和61年4月を境として大きく制度改正されました。その前の年金の額は、共済制度が施行される前の恩給法の給付の例にならって発足した制度でしたので、非常に給付レベルが高いものでした(今の制度による額と比べても、倍くらい違うことがあります)。 そこで当然のように「公務員の年金は高すぎる」という批判が多く、制度が改正されたのですが、基本的には、厚生年金に合わせるように改正されています。今の制度で残っている「共済年金のほうが高い」部分というのは、職域年金相当部分のみです。 職域年金相当部分は、厚生年金の報酬比例部分の2割を基準として設定されています(つまり、報酬比例部分が150万円であれば、職域年金相当部分は30万円くらい)。 なお、年金の額自体は給料の額にも比例するので、一概に高いとはいえません。 で、給料の額ですが、地方(ここでいう「地方」とは、首都圏や近畿圏以外の地方のこと)の企業や、中小企業よりかは、やっぱり高いと思います。地方にはもともと大きな企業はないから給料も自然と低くなりますし、年功序列ですから、年齢が高くなれば給料は高くなる傾向にあります。 しかし、それ以外の、いわゆる大企業に比べれば、はるかに低いです。 大企業の場合、年金にしても企業年金が整備されていますし、私が知る限り企業年金だけで300~500万円出たりするところもありますから、天下りでもしない限り「公務員の方が高い」とは言い切れないと思います(「いえない」とまではいえませんが)。 退職金は・・・どうでしょう?少なくとも、将来的にはよくわかりません。制度改正のたびに給付水準が下げられてますし(これは年金についても同じことがいえるのですが)。
お礼
お礼が遅れまして大変申し訳ありません! 回答早速ありがとうございました! 難しい内容を分り易く書いてくださり、ありがとうございました! いずれにしても地方ではいいという事ですね! 退職金や年金も改正のたびに引き下げられているとは。民間と同じような感じではあるのですね。 大変分りやすかったです。ありがとうございました!