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「ゲド戦記」世界の均衡をどうやって取り戻しますか?
映画が話題になっているル=グィンの「ゲド戦記」ですが、 世界の均衡が破れたのち 誰がどうやって均衡を取り戻すのですか? 龍と人間の関係に即しても教えてください。 ついでの質問。 Ursula.K.Le Guinをどうしてアーシュラ・K・ル=グィン と日本語でつづるのでしょうか? 「=」は何の意味が? よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
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映画も未見でいらっしゃるんですね。 私は今週映画を見に行く予定なので、それからお答えした方が確実だったかもしれませんが・・・ 映画は原作とかなり話が変わっていると聞きます。私があらすじを聞いた感じでは、3巻と5巻の話がミックスされているようでした。(一部1巻も) おっしゃっているあらすじは、映画だとそんな感じではないかと思いますが、原作だと分割して書かれている部分になります。 ・ドラゴンが現れ、世界の均衡が破られている →3巻と5巻に出てきます。3巻で一度解決されたかに思われたのですが、5巻で再びその問題が出てくる、といった感じだったと思います。映画では両方のシチュエーションが使われているような印象です。 ちなみにドラゴンはもともと人間と同じ世界に住んでいました。住んでいる地域が分かれていて、滅多に人間が住んでいるとこには飛んで来なかったのに、頻繁に現れるようになった、という感じですね。 ・その原因を探り均衡を取り戻すためにハイタカが旅に出、アレンと出会う →3巻の内容です。3巻ではテルーは出てきません。 5巻では原因究明のためにアレンが旅に出ます。その旅にテナーとテルーが同行しました。 ・テルーが出てくるのは4巻で、テナーと暮らすようになったいきさつが書かれています。テルーがドラゴンであることが明らかになるのは5巻です。 ・ハイタカは3巻までは活躍します。3巻ではハイタカの力でとりあえずの均衡が取り戻されます。(死者を蘇らせようとするクモを阻止します。ちなみにクモは原作では男性でした) ハイタカが活躍しないまま物語が進むのは4巻、5巻で、私が前の回答で書いたのは5巻の結末ですね。 とりあえず説明してしまいましたが、内容が気になるのでしたら是非原作を読んでいただきたいなあと思います。
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- billthepony
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まだ映画を見ていないので、映画がどうやって話を処理しているのかわからないのですが・・・ 原作を最後に読んだのも2年ほど前なので、記憶間違いもあるかもしれないことをあらかじめお断りしておきます。 原作でも、破れた世界の均衡を「誰がどうやって」取り戻すのか、ということは書かれていないと思います。 ちょっとネタバレになりますが、原作の5巻が終了した時点で、すでに世界を救えるような大きな力を持った英雄はアースシーには存在しません。 王となったアレンにもそこまでの力はないし・・・ ローク島でもハイタカの後の大賢人を選ぶことができないまま、長たちは無力にアースシーの行く末を見守ることしかできません。 原作では確か、死者の国に留めおかれていた死者たちがドラゴンと共に西へ行き、解放されることで、ある程度均衡が取り戻せたのではなかったかと。映画ではそこまでやらなかったのでしょうか? ただし、魔法の力は失われて行き、アースシーもやがては今の私たちの世界のように、魔法のない人間だけの世界になって行くのだろうな、ということを感じさせる終わり方だったと思います。 ドラゴンと人間は、映画のコピーでも言っていますが、かつてはひとつでした。というか、人間もドラゴンだったというのが正しいでしょうか。 そのドラゴンの中で、「所有する」ということに目覚めたものたちが、ドラゴンから分かれて人間になって行った、という設定だったと思います。 ル=グィンの「=」ですが、よく外国の人の名前を日本語で表す時、姓が二つに分かれている人の名前にこの表記を使うことが多いと思います。 例えば「ガブリエル・ガルシア=マルケス」とか「ジョン・リス=ディヴィス」とかいう人たちは、=でつないでいる部分は名前じゃなくて姓だよ、ということを表していますね。 「ル・グィン」と表記しても、「ル」が名前の一部だと思う人はあまりいないとは思いますが(笑)
お礼
ありがとうございます。 映画は未見です。 原作について知りたかったのです。 人間世界にドラゴンが現れた=世界の均衡が破れている。 その原因を探り、均衡を取り戻すためにハイタカ(ゲド)は旅に出、途中でアレンと少女テルー(実はドラゴン)に出くわす、 という筋書きでしょうか? 少女は原作に出てきますか? 結局ハイタカはさほど活躍せず、死者とドラゴンが去ることにより均衡が戻るのですね。 その代わりに世界に魔法も無くなると理解しました。
お礼
ありがとうございます。 原作は10年以上前に知人に進められて読みましたが 2巻で挫折しました。 戦記といいながら、派手さがなく、ファンタジーとしては 物足りなく感じました。 ハリーポッターや指環物語に比べるとストイックすぎます。 映画を見た友人が、世界の均衡がどうなったのかわからなかったというので代わりに質問させていただきました。 原作でもあいまいな(難解?)に表現されてそうですね。 映画の脚本が不評なのもそれが原因かもしれません。