霊という存在そのものが不確定のものなので、確定的な説明は出来ないのですが…
私たちが物を見ているという現象は次のように起こります。
すなわち、光が物に当たり反射します。その反射光が目に入り、神経を刺激して、その刺激が脳に伝わり。脳が「見ている」ことを認識します。
もう一つ、物が無いのに見ていることがあります。これが夢です。夢は脳が勝手に見ていることを認識する場合、外部からの別の刺激が脳の「見ている」認識を引き出す場合の二通りあります。
普通に寝ていて見る夢は前者で、例えばお母さんに呼ばれていて、夢の中でもお母さんが出てくるのは後者です。
生物によっては紫外線を見ることの出来る種類があるそうです。そのため、霊能者は不可視の「霊」の何らかの波動を受け取る視神経の能力があるという説があります。
もう一つの説としては、夢と同じ様に直接脳に刺激を受ける事によって「見ている」を認識しているというものです。
これらは基本的な考え方で、実際には霊だけでなく、残留思念とは何か、前世とは何かという部分については、全く不明です。ただ、人が物に触った時や近くにいるときに、その熱反応が暫く残るという現実はあります。ひょっとしたらこの延長上で解明の機会があるかもしれません。
いずれにしても、悠久の時を越えて存在の有無を論じられながら、真面目に「研究としての研究」がなされていない事は至極残念です。たぶん将来的にも趣味の段階を越える事は無いでしょう。