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1960年代のフランス文化
この年代のフランスの政治・文化・風俗に詳しい方、情報をくださいませんか。インターネットで調べても良いサイトが見当たりません…。 わかり易い文献などもご存知でしたら教えていただきたいです。 宜しくお願いします。
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- anapaultole
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芸術のカテでのご質問なので 『振り返れば、未来。鈴蘭とピンコロ』と お答えいたします。 さて本題です。 ●政治は、第五共和制下で、ドゴール大統領の時代です。1960年に12カ国のアフリカ植民地が独立し、アフリカの年と命名されており、翌々年にはアルジェリアが独立と、ここから脱植民地主義の政治が始まります。その一方でアメリカの傘下に入ることを嫌い、独自で核開発をして1960年にサハラ砂漠で初の核実験「青いトビネズミ」を実施し、1966年にはナトーからの脱退となります。 ●文化は、ヌーベルとかヌーヴォの用語に代表されますように、映画では1959年からヌーベル・バーグの登場です。自由奔放な作風で映画を撮り、フランソワ・トリュフォーの「大人は判ってくれない」であり、ジャン・リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」などがあります。美術では、ヌーヴォ・レアリスムの誕生です。クラインからセザールへと進み、今でもセザールは世界的なコンテンポラリーアートの巨匠です。文学では、数学者ル・リヨネー、詩人・作家のクノーらによるウリポ(Oulipo)は展開されてゆき、この文脈で最近動詞の一切ない小説が発表されています。 ●風俗では、麻薬の大衆化です。一部の芸術家の間での麻薬が、反文化とのスローガンの下で、若者の間に広まりました。 最後に、Mai 68 です。 この1968年の5月革命です。欲望の充足に端を発した要求が、既存価値観の全体的な見直しへとなり、全仏的な社会政治運動となりました。 過去に、謙抑な態度で向き直せば、きっと新しい視点も生まれ、今後の活動のヒントが見つかるのでは。。。 そのようにな意味で 振り向くことは未来への道と、一考しております。