人それぞれなので、何とも言えません。下を参考にしてください。それよりも、この時期にまだ決めていないことが問題です。遅れをとっていますよ。また、一度決めたら変えないでください(公民は、「浮気」する人が多いのですが、そんなことをすれば、ますます遅れをとります)。
現代社会は、選択者が多いが、選択者の平均的レベルは他の2科目より低い。すなわち、一見他より安易に見えるから選択するのだろう。実際、一定の常識と国語力があれば(言い換えれば、常識と国語力が必要)、「そこそこ」得点できる。しかし、それから先が伸びにくい。細かく突っ込んだ問題はあまり出ないが、範囲が非常に広く、「教科書の範囲」なるものは存在しない。何が出されるか予想が最も難しい。日頃から新聞をよく読むなど、政治・経済・社会の動向に注意を払っておく必要がある。時事問題に関心が高い人には適していると言える。また、他の2科目にも言えるが、国際関係に特に注意を払う必要がある。日本のことだけで完結させまいとする問題が目立つ。
勉強した結果がストレートに出るという点では、政治経済が最適。ただし、他の2科目に比べて、やや突っ込んだ知識が問われる。現代社会にも言えることだが、「大人の常識」が問われる。すなわち、学生さんにとっては関心が薄いが、社会人なら大いに関心を持っている分野が多い。そのため、社会人になったつもりで勉強する必要がある。政治では日本国憲法が最重要であることと、経済で差がつきやすいことに注意。
「覚える」量が最も少ないのは倫理。また、範囲が割合はっきりしており、同じようなことが過去に繰り返し出題されている。そういう点では、勉強しやすいし、得点が伸びやすいだろう。ただし、最も判断力が求められる科目であり、国語の学力がないと、難しい科目となる。選択肢の文章が、他の2科目より長いという傾向があり、「単語」レベルで正誤判定することができず、文章全体からの判断が求められる。「覚える」よりも、深い「理解」が求められる科目。また、日本史・世界史の知識も必要。このいずれかの科目を地歴科で選択していない人にはハンディが大きい。