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うつ病と痴呆症の関連について
単刀直入にお聞きします。うつ病患者は痴呆症になりやすいのでしょうか?
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#1の者です。補足ありがとうございます。 >アルツハイマー病や脳血管性痴呆症を防ぐ手立てや予防法などあったら教えてください! 現在、国内での発症としては、アルツハイマー型痴呆症>脳血管性痴呆です。そのアルツハイマー型痴呆症の発症原因は掴めておりません。但し、家族性アルツハイマー病に関しては、「脳に沈着するアミノイドに関連する遺伝子に異常」が見つかっておりますが、一部の家族にみられているだけです。脳血管性痴呆に関しましては、#1の通りの危険因子が分かっています。 予防に関して、欧米では、初期の認知症・診断前の状態、正常の老化から症状的な知的低下の発生現象に、研究の関心が移行しています。認知症になる前の状態を早期発見、早期対処を目指しています。 最近の脳研究・疫学的研究から、脳の機能をしっかり使うことが、認知症に対抗できる脳の機能を持てるのではないかという考えが出できています。認知症予防方法は?との、ご質問ですが、まだ答えが無いのが現実です。 但し、スウェーデンの研究おいて、以下の報告が有ります。 一人暮らし、友達・子供との交流が少ない人達は、認知症発症率が非常に高い事が明らかになっています。 又、東北大学の川島隆太教授の研究において、百式計算や音読は、脳の活性化(特に、前頭前野)が臨床的にみられています。例えば、(1)福岡県大川市の特老の入院患者さん(103歳だったと思います)は、認知症の方でしたが、職員の方が簡単な足し算・引き算を根気良く行った結果、意欲性が見られました。(2)岐阜県の老人ホームの軽度認知症患者さんのケースでは、IQの向上がみられました。(3)尾道市立小学校のケース。小学生低学年を対象に、百式計算を定期的に行った結果として、全国模試(?だったと思います)での相対的なレベルが上がりました。 私の中で、感じている事は、他者との交流は脳への刺激(この意味では、子供との交流は色々な面での大きな刺激)を絶えず行う事へつながり、又、簡単な計算や音読は日常、意識して使わない限り、置き去りにされている脳機能を使用する事になると思います。大人になれば、意識しなくても、自然と脳内では、既成概念に基づき処理される為、色々な出来事は経験に基づき処理されます。実は、脳の働きは、思った以上にそこまでないと考え、自ら進んで、その様な刺激を求めることが、防止方法の一つになるのではないでしょうか。
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- dora2006
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うつ病の患者さんは、精神活動が抑制され一見痴呆のように見える仮性痴呆という状態におちいることがあります。下記サイトが参考になります。
お礼
遅くなりましたが、回答ありがとうございます。 仮性痴呆ということで、単に痴呆症のように見かけ上見えるということですね。参考になりました。
- respect_06
- ベストアンサー率46% (128/278)
>うつ病患者は痴呆症になりやすいのでしょうか? なりやすいという事は、ないです。 認知症・・・・、アルツハイマー型痴呆症、脳血管性痴呆症、レビー小体型痴呆など違いが有ります。ご質問者様は、脳血管性痴呆症の事を聞かれていると勝手に判断します。 脳血管性痴呆症の危険因子は、高血圧・動脈硬化症・高脂血症・心疾患(心筋梗塞など)・糖尿病・適度な飲酒喫煙などがあげられます。その前駆症状は、頭痛・めまい・耳鳴り・物忘れ・抑うつ・根気のなさがみられる事が少なく有りません。 又、脳血管障害(脳卒中など)と鬱の関連では、脳血管障害に伴い鬱症状を呈します。
補足
回答ありがとうございます。 なるほど、うつ病→痴呆症ではなく、脳血管障害(痴呆症)→うつ病というプロセスを経るということですよね? 補足質問なのですが、アルツハイマー病や脳血管性痴呆症を防ぐ手立てや予防法などあったら教えてください!
お礼
回答ありがとうございました。 この分野に関して、深い知識と教養をお持ちのようでとても感服致しました。筋トレ同様、常に脳トレを自発的にしなくてはならないのだと痛感致しました。最近人気のニンテンドーDSなどが脳に効くようで早速、私もやろうかなと思っています。また、新しい事へ挑戦する姿勢を絶えず持ち続けていきたいと思います。有難う御座います。