排便の生理学的なメカニズムはご存知でしょうか?
朝食で食物が入って胃がふくらむと、
大腸に蓄えられていた便を体外に排出するために,
胃から大腸に信号が送られ,反射的に収縮運動が行われます.
これが『胃・大腸反射』といわれるものです.
口から入った食物は歯で噛み砕かれ,
胃~小腸~大腸と言う消化管を通過します.
その際に食物はそれぞれの消化器官の中で,
消化から養分吸収までが行われた消化物は
最後に大腸まで至り水分の吸収が行われ,
食物残渣となって『便』として蓄えられています.
普通朝食後にトイレに行きたくなるのは
睡眠で目覚めまで胃が空っぽになっていることと
消化器官自体の機能も睡眠で低下している状態なのに,
朝食を摂った事で急激に胃が膨らみますが,
それが刺激となって強い信号が胃から大腸に送られるからです.
そこでnusaniteeさんの記述にある,下記の文章を見てみました.
>しかし、確かに最初の一吸いでもよおしてくるのです。
この部分の「最初の一吸」が,
朝目覚めた一服をさしているのであればその可能性も考えられます.
タバコの主要成分であるニコチンは水に溶けやすいのです.
つまり唾液にも容易に溶けてしまいますが,
その唾液を無意識に飲み込み胃に送り込んだ場合
量的には胃の膨満感はありませんが,タバコ成分が胃壁を刺激し
それが『胃・大腸反射』の信号となった場合も考えられます.
つまり朝一番の“タバコを吸った事による便意の発生”は
この様な理由から「まったく無い」とは言えないとおもいます.
『便秘』もこのメカニズムが狂った場合に発生します.
なお現在私は喫煙の習慣はありません.
nusaniteeさんもご自身とご家族の健康を考えられ,
タバコをお止めになられてはいかがでしょう.
あらら!
最後にお節介を申しましたね.お許しください.
補足
非常に専門的なご説明ですね。医療関係の方でしょうか? タバコは朝一番というわけではありませんで、昼間でも吸えばもよおします。しかし、タバコの成分が胃を刺激するというのは有り得そうですね。