写真を撮る=ピントを合わせてフィルムに丁度良いぐらいの光を当てる、と言い換えることができます。「光を当てる」ことを「露出」と考えていいと思います。
「露出を合わせるところには22,16,11,8,5.6,3.5と書いてあるのですが」・・・数字の並びをちょっと逆にしてみます。3.5、5.6、8、11、16、22ですね。分かりやすいように3.5を4にしてみます。そうすると一定の規則があると思います。一つおきに数字が倍になっていますね。4の倍は8、5.6の倍は約11、という感じです。
少し具体的にいうと、3.5(4)から5.6、8・・・にしていくと、通る光の量は半分ずつになっていくとお考えください。(「絞り」はだいたい円形をしていますので、光の通る円の面積は直径が√2分の1になると半分になります)
ボディについている「交換レンズ」の付け根にこの環があると思います。数字が大きくなると通る光の量が少なくなります。既出のように「絞り」でして、丁度目の瞳孔のような感じで光を調節します。一番大きな数字ならば一番絞り込んだ状態(小さな穴)、一番小さな数字だとまったく絞りが動かない(レンズの径のまま)ことになります。
このカメラでは、この部分でいろいろ調節しているとお考えください。
「右のシャッターを押す部分B,M90,AUTOと選択するところ」はとりあえず「AUTO」にしておいてください。
使い方の目安として、速いシャッターを切りたいとき(動くものを止めて写したいなど)は、「3.5」にしてください。逆に風景などを撮るとき、手前から山のほうまでピントを合わせたいときは、三脚を取り付けて「22」にしてみてください。
シャッタースピードの方は「AUTO」にしておくとおそらく1秒から1000分の1秒ぐらいの間で自動でカメラが適正露出になるように決めてくれます。
あとは、ピントを合わせてシャッターを切ってください。
絞りは「1」を基準に1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22・・・と段々に光を通す量を半分にしていきます。
シャッタースピードも「1秒」シャッターを開けるのを基準に1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500・・・と半分ずつの時間になっていきます。このカメラでは1/90がありますから、おそらく中間のシャッタースピードも設定されていることでしょう。
フラッシュをお使いのときは1/90秒以下でお使いください。なぜかは少し難しいので本などを参考にされてください。
長文失礼致しました。