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軍事学、ドイツの敗戦後の憲法修正、日本独自の防衛

幾つかありますが、一つでも構いません。 何度か、欧米では一般の大学で軍事学を教えていると聞いた事があります。日本では防衛大学のみ?軍事学といっても国や状況・考え方で多種あるでしょうが、簡単に種類や内容やリンクがあれば知りたいです。 日本は、敗戦で硬性憲法を受け変え難くて現在に至りますが、ドイツでは敗戦時にやはり硬性憲法だったのか、それを修正か破棄したんでしょうか? 昔から、日本人の自国の防衛意識や姿勢・体制や状況が不思議だったんですが、日本は最貧国でもなく敗戦直後でも内戦をして国が荒廃していたわけでもないけど、占領され・防衛を戦争と混同し忌避した思考停止や・隣国への配慮からか、米国の一部として対潜能力の充実に特化してきたように見えます。 日本人の意思や戦略等の能力の低さや隣国の反応等を考慮しないとすると、経済規模や技術力等から言うと完全ではないにしても現状よりは自己防衛範囲が広くなると思います。どういう危機に対応するかによって変わってくると思いますが、思考実験として好き嫌いではなくなるべく深く多角的・具体的に防衛費や装備・戦略等の実現可能な例を知りたいです。ただ、完全独自(そういう国はない?)は難しいと思うので他国との協力は否定しません。

みんなの回答

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.7

>日本の場合は、同じ考えでないと排除する事が多いですが、考えたら >やる・やるから考えるではなくその時になって考えるのではなく常に >あらゆる想定をして選択肢を用意して考えや状況によって修正して >いく事が被害を少なくしたり状況をよくすると思うんですけど。 失礼しました。質問の趣旨を取り違えていたようですね。 いろいろな事態を想定して、それに対処する政策をあらかじめ検討することは非常に意味があると思います。 しかし戦後の日本は、日米安保と冷戦構造、さらには軍事関係の議論を許さない左翼マスコミの影響により、その辺の思考が完全に停止してしまったようです。 また、日本がアメリカと比べて不幸なのは、政治家が考えることをやめてしまったことだと思います。 政治家は官僚に政策を丸投げし、また官僚は自分の専門分野には詳しいが大局から物事を判断することはできず、その結果アメリカ依存の政治・経済体制が継続したと思います。 野党に至っては、与党の政策に反対することだけが仕事でしたので、ますます政治や外交、軍事を考えなくなりました。 しかし、冷戦後の世界情勢は、日本に思考停止でいることを許さなくなりました。 しかし政治家の頭はすぐには切り換わらず、その結果として日本経済が低迷し、『失われた十年』の時代になってしまったと思います。 そういう意味で、日本に一番必要なのは政党が政策を検討するシンクタンクを持つことでしょう。 自民党や民主党の一部でそういう構想が上がっていますが(たしか安倍官房長官は推進派の一人)、その必要を理解しない議員の方が圧倒的に多く、残念ながら思考低迷の状況は今後も続きそうです。 最後になりましたが、様々な情勢を想定して、日本の政治・外交・軍事について考えることが絶対に必要だという点については、私は質問者の方の意見に賛成です。

noname#48572
質問者

お礼

遅くなりましたけど、回答ありがとうございます。 そういう面はあるでしょうね、たしかシンクタンクは法律の壁があると聞いた事があります。法を変えればいいんですけど。情報機関も必要ですし、情報を得て判断・決断する教育・訓練する場も必要ですね。 原因は、日本の風土や食事や偶然も重なり長年かかってできてしまった遺伝子の影響が大きいと思います。 考える重要性を理解する性質があれば、考えるなと言われても勝手に・隠れても考えると思うのでそれを簡単にやめてしまうというのは、日本人全体の問題・不幸だと思います。 限界なのか、小さい頃からの教育・訓練で修正できるのか。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.6

>私の言いたかった事も、Toshiさんの言われた「米軍依存を極力排除して~」や「アジア版NATO~」という事です。 ええっと、回答を一部補足します。 私は質問者の方から見れば、思考停止していると思われる親米保守派(当然、日米安保の維持に賛成)ですが、その結論に至るまでには色々と考察しています。 一番重要なことは、東アジアでは冷戦構造が継続しているということです。 北朝鮮はもとより、中国も外海(太平洋)への進出を狙って、虎視眈々としています。 それに対して、日本が米軍を除いて独自防衛するという構想もあるかと思いますが、私は下記の理由により現実性が薄いと判断しています。 1)今の日本人に、進んで軍事力を行使してまで、国土を防衛する気概がない。 2)日本は政策上、核兵器をもてない。核兵器がない以上、どんなに通常戦力を強化しても、中国が核の恫喝に出たときに対処する手段がない。 よって、日本の単独防衛は不可であり、かつ冷戦構造が継続している以上、東アジアNATOはありえないと判断しています。(日韓軍事同盟という選択肢もないことはないですが、これは反日気質の強い韓国世論を考えると、ちょっと(かなり)疑問が入ります) ただし将来、日本人の意識が変わって、核武装してでも自国の安全保障は自分たちで守るという意見が世論の大半を占めれば、その限りではないです。 また、近い将来に中国が民主化して共産主義を放棄すれば、東アジアNATOの構想も真剣に考えてもいいかなと思います。

noname#48572
質問者

補足

日本の場合は、同じ考えでないと排除する事が多いですが、考えたらやる・やるから考えるではなくその時になって考えるのではなく常にあらゆる想定をして選択肢を用意して考えや状況によって修正していく事が被害を少なくしたり状況をよくすると思うんですけど。 現状に修正すべき・できる余地はあるから、最善・最高だと絶対化して何も考えないよりは遥かに利益が多いと思うんですが。 そうなったらやるというのは、行動の一つですけどその状況を作るのも戦略の一つですし。 私の質問を再度よんでもらえると、単独防衛や現状が変化するとも言ってないですし。油断や固定観念からは、刺激もなく発想も貧困になってしまい柔軟性もなくなるのでそれぞれ自由に考えた結果を知りたいんです。 日本の経済力や技術力で、現状とは違う状況も可能だと思うので。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.5

>日本人の意思や戦略等の能力の低さや隣国の反応等を考慮しないと >すると、経済規模や技術力等から言うと完全ではないにしても現状よりは >自己防衛範囲が広くなると思います。どういう危機に対応するかによって >変わってくると思いますが、思考実験として好き嫌いではなくなるべく >深く多角的・具体的に防衛費や装備・戦略等の実現可能な例を知りたい >です。 質問の内容が大変広範囲ですので、特にこうだ!という回答は提示できないのですが、そういう内容を考えるにあたって、たいへん参考にしているサイトを紹介します。 保守派の論客として大変著名な方なので、名前はご存知かもしれませんが、意見が一箇所にまとまっているのは大変ありがたいです。 『特定非営利活動法人 岡崎研究所』  http://www.okazaki-inst.jp/oifront.html いわゆる一般的日本人に共通する思考停止状態とは、無縁であるのもありがたいですね。

  • Toshi0230
  • ベストアンサー率51% (836/1635)
回答No.4

(1) 私も防衛大学以外で軍事関係の研究はやっていない、と聞いたことがあります。あいにくとそれを覆す例を知りません。私も大学でそのような講義が設けられていたのをシラバスで見た覚えがないです(あったらたぶん受講していたし(^^;)。 話が若干それますが、現在入閣している猪口邦子氏が大学で教鞭をとっていたころに担当していた一般教養の講座で「国際関係学入門」というのがありました。その講義の中(というかしょっぱなだったと記憶しているのですが)「SALT-IIなどの核軍縮条約は、米国とソ連(当時)の核戦力のバランスが崩れたときに、それを是正するために(主にソ連の意向で)結ばれた」という趣旨の講義があり、あまりにも予想外の切り口で驚いた記憶があります。大学でいわゆる「軍事」と関連した話を聞いたのはそれが唯一ですね。 ですから、政治学や国際関係学の一部として軍事理論を研究・分析しているところはあるかもしれません。 (3) 質問内容がちょっと……。 安全保障については米国の軍事力に依存しようと言うのが現在の政府方針で(私にはそう見える)、それに基づいて防衛庁は戦略を組み立てているはずです。 米軍依存を極力排除して、独力である程度防衛できるようにするとか、アジアの各国と「アジア版NATO」をつくるなどというように政府方針が変われば戦略や装備も変わるでしょう。 上記例は現実的ではない、といわれるかもしれませんが、おそらくは大半が「政治的」な問題であって、戦略的・軍事的な問題はそれほど大きくないのでは? 「思考実験」と言うのであれば、ある程度前提条件を絞り込まないと実験にならないと思いますが、いかがでしょう?

noname#48572
質問者

補足

回答ありがとうございます、参考になります。 そうですかやはり日本の教育では、戦前・戦中から戦後に変わってもある部分を排除して特定の方向に誘導してしまうんですね。なるべく自由に考えや世界の現状を知らせて、考え・選択させるという発想はないんですね。 3番に関しては、書き足りなかったかもしれないですが日本人は視野が狭くて浅く単純で(ほとんど全ての人が現状を絶対化して、米国依存・日米基軸や一体だけしか言わず)、歴史を見てもずっと同じ国はないし考えや状況は変わる・変える(変えられる部分も多く)、それ以外の選択肢を知りたいと思って質問しました。 Toshiさんの言われる通り、政治が先で重要ですからそれを私も戦略と言ったつもりでした。 ただ、思ったり考えたりするだけでは精神論になって対応できないので、政治・戦略に伴う軍事も変わると思って装備も訊きました。 私の言いたかった事も、Toshiさんの言われた「米軍依存を極力排除して~」や「アジア版NATO~」という事です。何かあればまた回答して下さい。

  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.3

(1) 広義の軍事学と狭義の軍事学がある。 広義では、近現代史、制度史、政治学、国際関係論、経済学、ゲーム理論(フォン・ノイマン)、その他で軍事を研究する。軍事だけ勉強しても軍事のことは分からないのだ。例えば戦争の歴史的分析は歴史学の一分野だから、歴史学者の中に専門家がいる。また、総力戦になると政治・外交・経済・心理戦などを駆使する。大学で教えている(いた)先生としては、大江志乃夫・茨城大名誉教授(陸軍幼年学校 → 陸軍航空士官学校)、秦郁彦・元拓殖大教授、波多野澄雄・筑波大教授、赤木完爾・慶大教授など多数。 一方、狭義の軍事学を学ぶ必要があるのは自衛隊員、防衛庁の役人などだろう。軍事オタクも興味津々だろうが、『丸』などの雑誌でも読んどくのがお似合いだ。オタクではなく知的好奇心から知りたい人には、防衛大の先生や防衛庁防衛研究所の研究者が書いた本もある(例えば戸部良一、桃井真)。 「欧米では一般の大学で軍事学を教えている」というのは、広義の軍事学か、狭義ならROTC(Reserve Officers Training Corps)課程の学生向けではあるまいか。ROTC は直訳だと「予備役士官訓練団」だが、実際は現役士官の供給源となっている。人数から言ってもウエストポイントなどの士官学校出身者より多くを占め(士官全体の6割とも7割ともいう)、階級から言っても最上級まで昇進している(例えばパウエル元統合参謀本部議長)。 (2) 1919年制定のワイマール憲法(当時世界で最も民主的と言われた)は硬性憲法だった。33年、ヒトラー政権下でいわゆる「授権法」が成立した。ワイマール憲法は正式には廃止されなかったが、これにより実際上その生命を断った。 45年ドイツは降伏し、米・英・仏・ソ連に分割占領された。中央政府のない状態が続き、各州がそれぞれの憲法を制定していた。米・英・仏3カ国は占領地統合に合意し、(西ドイツの)統一憲法が制定されることになった。ドイツ人は憲法制定会議を開き、ワイマール憲法などを参考にドイツ基本法を起草した。3カ国の軍政長官の許可、各州の議会の可決を経て、49年に成立した。 当時は中央政府がないし、ソ連占領地域は鉄のカーテンの向こうなので、ワイマール憲法の規定に沿った「修正」手続きは踏めなかった。しかし、西ドイツは新たに建国した国なので、「破棄」しなくても新規に憲法を制定できる。 ドイツ連邦共和国基本法 http://www.fitweb.or.jp/~nkgw/dgg/index.htm (3) 「日本独自の防衛」は非現実的で、「他国との協力は否定しません」どころか、米国との協力関係にどっぷり組み込まれている。第一、在日米軍のプレゼンスが半減でもしたら、日本に東アジアの安定を保つ力などあるものか。国家財政は火の車で、お年寄りは増える、どこに軍拡の金がある。外交力の無さと来たら、近隣国と首脳会談もできないほどだ。日本は米国が頼りで、思いやり予算の他に3兆円もカツアゲされて、子分を続けていく身である。それでも自力防衛よりは安上がりらしい。 したがって、有事対処の思考実験は「米国との関係に節度を保ちつつも協力を緊密にする」法整備などに結び付けるべきだろう。(完全独自ではないにせよ)「独自の防衛」を思考実験しても、空中楼閣が関の山だ。 事態対処関連法制(いわゆる有事法制)の制定までの経緯(平成17年版防衛白書) http://jda-clearing.jda.go.jp/hakusho_data/2005/2005/html/17331100.html 「憲法改正」の No.2回答(拙文) http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2197637 後藤田正晴の講演(人間図書館) http://www.tfcc.or.jp/govem/gotouda.html > ことほどさように、外交の面において自由民主党が社会党の主張を > 利用したということも事実なんです。 (引用者による注:これは94年の講演で、その後 PKO協力法の改正により後藤田の主張のように武器使用が緩和されるなど、有事法制の整備が進んだ。後藤田は自民党政権の中枢にいた人である)

noname#48572
質問者

お礼

書き忘れましたが、回答ありがとうございます。 1,2番は参考になりました。

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.2

戦略的な軍事学としては、確かに防衛大以外で教えているところはほとんど無いと思います。 どうも日本のアカデミックという概念は平和に直接結びつき左側の傾向が強いようで、政治的・経済的な内容でもことさら軍事的影響を避けて教えようとする傾向があるように思います。 それに比べて、欧米の大学では政経学の範疇に当然軍事学も入り、政治的・経済的能力の裏打ちとして軍事力があり、経済的発展は政治的・軍事的能力が伴って初めて成功すというスタンスで教えているようです。(きわめて当たり前のことです) しかし私には、日本人の意思や戦略的能力が低いとはとても思えません。 明治以前、幕府も官僚主義的ながら近代国家になろうと頑張りましたし、下野から逸材が湧き出て結局維新になりました。 また、戦後もわずかな期間で経済立国として世界に対峙できる能力を復活させています。 また、質問者様がこのような質問をされているように、日本人は表面的に政治がダメなように見えても、市民レベルの能力はとても高いように思います。 さらに、日本人は危機意識はとても高い国民だと思います。 昔の話ですが、戦国自衛隊という映画の撮影でエキストラの訓練のために米軍が指導したことがあるそうですが、そのとき指導員が日本人のまとまって命令をよく聞きしかもそれを処理する能力の高さにびっくりし、すぐに軍隊が出来ると感想を漏らしたそうです。 また、阪神大震災のときも外国の特派員が、日本人が災害にあったときの対処能力の高さを見て、スイスの国民皆兵制ぐらいの錬度があると関心したそうです。(日本では災害が起こるとみんなが思っているため、ニューオリンズみたいなパニックは起き難いです) ですので、以上を踏まえればもう少し米軍をうまく操るだけで、国防は十分機能するように思います。 諸外国から見て、地政学的に不安定な国なのに、これほど軍事費を使わず安定的に経済成長を遂げた国は驚異に見えます。 日本は国の規模の大きさを考えれば、自国の安全・安定を得るために支出しているコスト(軍事費以外も)が、とても低い国だと思います。

回答No.1

軍事史でしょうか?かなりの大学で行われています。 戦争の全体概要から個々の戦闘まで様々な研究がなされています。 それとドイツは戦後、憲法の改正は行っていません。