全然違う木なのですが、高さのゾーンが違うので、土壌さえ区別できたら何とかなりそうです。農家にはお勧めできないけど、個人の小さな庭と、周りの空間を使うなら、楽しむ手があります。
まず、ブルーベリーは灌木で、大木にはなりません。せいぜい2mも伸びればでっかいほうでしょう。そんな小さい木ですからブルーベリーの根は深く広くは張りません。せいぜい30cmほどの深さで対応できます。ブルーベリーは酸性を好むので、肥料のやり方が違ってきます。また、水分が好きで、がんがん水をやって喜びます。ブルーベリーはまず人工授粉の必要はありません。
一方、キウイはツルの癖に大木になりますので根も張ります。大木化するために広く根が入ります。堆肥は深めに入れないと根やけします。キウイは中性でいいですが、ややアルカリ性の方が、根腐れなどになりにくいです。実のなっているときは水分をほしがります。キウイは水分を要求する割りには、過湿や通気が悪いと根腐れしますので、水はけがよく、通気のよい土壌が必要です。そんな根張りのスペースを考えると、ブルーベリーのためのスペースはきついかも知れませんが、うまく仕切りしてブルーベリーは築山につくり、築山のしたに溝を作って、やればいいでしょう。ブルーベリーは混植がよく結実するので複数本植えることを想定します。ブルーベリーは枝が組み混じるような密埴気味でも大丈夫です(農家ならそんなこと薦めませんが)。
キウイは、ツルで伸びていきますので、うまく誘引してひぱってやると、ぶどう棚やアーチ棚のような形で育てることができます。高さは、2メートルの棚でも、数メートルの棚でも大丈夫です。ただ、かなり重たくなりますので(特に実がつくと)高い棚ほど、がっしり作る必要があります。やわな棚では持ちません。なお、ブルーベリーはめっちゃ日向でなくてもいいのです。この棚つくりで注意するべきは、人工授粉の時、作業者が疲れないでできるかどうか。そのほか、隔年結果の傾向がありますので、それがいやなら摘果作業も必要です。もし農家ならどのぐらいの広さで、作っているかは、サン・キウイ倶楽部のHPなどをたずねてみてください。それは作業スペースですね。
家庭キウイつくりの楽しみの極みは、ツルをベランダなどに誘引したりすると、そこで作業できますので、便利です。キウイアーチなどもいいですね。
キウイは葡萄と同じで冬はツルだけになります。ですから、初夏から秋の、実のなる日よけになります。このツルの育成は、計画的に、その苗木が棒苗とすれば、3年から4年みて、そのあたりで結実開始することを考えて、取り組んでください。
土壌の問題は、うまく分離すれば、解決できますから。
アジサイ様ですが水はけとか一番うるさくないので、水気さえ切れなければどちらの下流にあっても問題ないでしょうし、あえて仕切る必要もないと思います。80歳の方の個人宅でのキウイ棚の極めつけのHPありましたのであげておきます。ぜひ見てください。なんだか長寿の秘訣のような気がしてきます。
お礼
なるほど一段高くする方法ですね。 いい考えですね、これ実行させてもらいます。 こまかいところまでご指摘ありがとうございました。 まるまる参考にさせてもらいます。