大手予備校講師の採用試験は、かなりの倍率になります。
一流大学卒であったり、教科の能力がかなり高いことは当然で、そ
の上で、かなり高い「教える能力」が必要でしょう。
まずは、大手でないところでよいので、とにかく教える経験を大量
に積んでください。飛び抜けた授業力があるならともかく、まずは、
家庭教師、塾講師など、数え切れないほど、教える経験を積むこと
です。その中で、大学受験の知識と教えるためのノウハウを、徹底
的に磨くことです。
「この講師のバイトは時給が高いかどうか?」などという小さなこ
とを考えていてはいけません。修行生活、下積み生活がなければ、
誰も大成はできません。とにかく、教える経験を積んで、実際に
教壇に数え切れないほど立つことが重要です。
ある程度教えた経験があったとしても、まずは小さい予備校でも
よいので、使ってくれるところならどこでも雇ってもらって、経
験を積みましょう。
教科の能力に関しては、大学院レベル以上の知識が、おそらく必
要です。その教科に関しては、1冊本が書けるくらいの知識を蓄
えておくくらい熟知している必要はあるでしょうね。さらに、受
験に関する知識(例えば東大の問題に関しては過去20年分くらい
は傾向を掴んでいるなど)も、蓄えたほうがよいでしょう。
パフォーマンス力があって、いきなり桧舞台に立ててしまうよう
な人もいますが、まずは、下積み生活から、のつもりで、頑張っ
てください。