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昨日の『プライベート・ライアン』について。
昨日TV放映された『プライベートライアン』について質問です。 Q1,トム・ハンクス扮する大尉は度々右手が震えていた様なのですが、 これは映画の中でなぜ震えるかという説明はあったのでしょうか? Q2,トムが難聴になってしまった兵士にライアンの居所を尋ねる時、 トム自身ではなく、部下の兵士に字をかかせて尋ねますが、 トムは元学校の教師なのに字は書けないのでしょうか? それはQ1の手が震えるから書かなかったのでしょうか? 始めから最後まで見ていたのですが、 所々見てなかったので見逃したのかと昨夜からずっと考えてます。 「ビデオを借りてとっとと見やがれ!」って思われるかもしれないですが(笑)、 すぐに知りたいのと、戦争映画は苦手な上に3時間はツライのです(ToT)。 お心の広い方、宜しくお願い致します。
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Q1に関してはfukunokamiさんのおっしゃるとおりだと思います。 Q2は監督、もしくは脚本家の演出だと思います。もともとトム(ミラー大尉)は中隊長であって、あの現場のみでは1番上の階級なわけですから、部下が鉛筆を差し出して、位上である自分がわざわざ質問を書いて訊くようなことはしないでしょう。”演出”という面ですが、やはり紙に書いた質問を(映画を観ている)観客に見せてどういう質問をしているのか伝えるより、口で質問を言ったほうが観ている側には伝わりやすいです。それにそういった回りくどい(?)やり方をしたほうが”必死なんだぞ”というのが伝わってきて良いのかと思います。 >そういえばトムが時々号泣してましたね。 泣いたのはウエイド(衛生兵)が死んだ後の一回のみです。その前に死んだカパーゾ(女の子を連れて行こうとした二等兵)を含めて、悲しみと、悔しさとで泣いたんでしょうね。 >結局、監督は何を描きたかったのでしょうか? 本物の、ごく普通の戦争だと思います。 普通といっても、戦争はとてもという言葉では言い表せないくらい酷くて醜くて怖いものですから。それをリアルに描きたかったのだと思います。 例えば「プラトーン」では私の場合、悲惨なシーンといえば軍曹がベトナム兵に追いかけられて打たれるシーンが印象的でしたが(あと死体の中に隠れるところとか)、プライベート・ライアンではどのシーンも印象的なんです(あくまでも私の場合です^^;)。 大怪我をした兵士と衛生兵が最期に聖書を読むところとか母親を呼びながら死んでいった兵士、爆撃の中ひざを抱え怯えて泣き叫んでいたライアン、怖くてすくんでいたアパム(翻訳の人)など、それらを見るだけでも戦争の恐ろしさは十分に伝わったと思います。 トムが死んでから、ライベン二等兵がもう震えていない手を見るのですが、小説版ではそのあと「とにかく大尉の手はもう震えていないんだ」とかそのようなことを言って戦時シーンは終わったと思います(小説紛失してしまったんです^^;)。これはもう苦しみや葛藤から救われたととっていいのかな?とも思います。 あとアパムが初めて(それまで怯えてたのに)兵士を淡々と打つところも注目です。打ったのはトムを打った兵士なんですが、トムが中盤で逃がした兵士でもあります。それをアパムに打たせるところはやっぱり計算してるなあと思いましたね・・・・。怯えてできなかったことを何のためらいも無くしたということは、なんか簡単な言葉になってしまいますがここも見てほしいところなのかなぁと・・・。 すごく長くなってしまってすみません。 なんか熱く語ってしまって本当にすみません・・・・^^;。 すべて私の推測なんですけど・・・すきなんですよ・・・この映画・・・。 説明にわかりにくいところがありましたら補足いたしますので遠慮なく言って下さい。 cherry-peakerさんのお役に立てれば幸いです^^;
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- fukunokami
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大体場面は覚えていたので、探してみました。 探しているライアンでないライアンの次の次の画面で元?教会での小休止の時に、最後に死んでしまう顔のごつい軍曹との話しの中に出てきます。 軍曹が手の震えはなんですか?と聞いて、 大尉が今回の上陸前にポーツマスに移動した時からだと答え、 軍曹が、「そろそろ軍隊から足を洗う時期だ。拒絶反応が出始めた」と日本語では言っています(原語は入っていません)。 部下を無くしたあと、こう考えて自分にこう言い聞かせる、10倍の20倍の命を救った、今まで94人に部下を無くした・・・・ということはその10倍、20倍の命を救った・・・・」と言って、「そうやって自分の気持ちを納得させてやってきた・・・それでなくてはやっていけない・・」・と、つまりそれだけ無理をして来たので、そのストレスにより、体に症状が出始めたということだと理解しました。 肉体的には、自律神経だと交感神経優位な時には出ないで、休止中などで副交感神経優位な時期に出るのですから、多分これだと思います。
お礼
fukunokamiさん、詳しくお調べ頂けるなんて本当に有り難うございます! >肉体的には、自律神経だと交感神経優位な時には出ないで、休止中などで副交感神経優位な時期に出る 合点しました!それで狙撃する時は交感神経を使っているので震えは起きず、 音楽を聞いたりして副交感神経を使っている時に震えが出るのですね! すごいです!嬉しいです!有り難うございます! 「謎は全て解けた」っていう感じです♪ それにしてもあのごつい顔の軍曹もトムも死ぬ時の演技は物凄いですよね。 本当に死んでる様にしか見えない。。さすがです。。
- damdamdam5656
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この映画は、是非とも音響設備の整った劇場で見てほしかった。 そうすれば、あなたの疑問も疑問ではなかったかも。
お礼
damdamdam5656さん、ご回答有り難うございます。 そうなのですか。。なんか劇場で見直したい気分です。 スピルバーグだからといって奥せず見にいけば良かったです。。。
- fukunokami
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私も原因は?って考えていたので気になっていたのですが、 「戦場に対する拒否反応だ」って、部下(だったか)が言っていました。「もうそろそろ退役した方が良い」と言うような意味のことを言っていたみたいです。 2:多分そうなんでしょうね。それだけ普通の人間には戦場は異常なんだと言う事なのかと思いました。 3時間はつらいですね。
お礼
fukunokamiさん、ご回答有り難うございます! >「戦場に対する拒否反応だ」って、部下(だったか)が言っていました。 やはりそうなのですか。そのセリフは見逃してました(^-^;) (でもそんな震える手で銃の狙いが定まるのかちょっと恐いですが) 戦場の異常さへの葛藤からきていたのかもしれないですね。 そういえばトムが時々号泣してましたね。 結局、監督は何を描きたかったのでしょうか? 「フルメタルジャケット」や「地獄の黙示録」は、 戦争がいかに人の狂気を生み出すかが素晴らしく描写されていて、 とても感動したのですが。。 すいません。話がそれてしまいました! 疑問に思っておられた方が私だけじゃないってわかり安心しました。 ご回答本当に有り難うございました(^▼^)
- t_n
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Q1 何でか、は説明ありませんでしたね。以前の戦闘の後から震え出した としか言っていませんでした。 Q2 何でかは知りませんが、確かに、震えて書けなかったのかもしれませ ん。 ちなみに、たった今、見終わった所です (^_^;) 。
お礼
t_nさん、ご回答有り難うございます! 見逃したとばかり思っていたのですが、説明は特に無かったのですか。 やはり精神的な葛藤から身体的な症状が出たのでしょうか??? この映画ってかなり前(3年ぐらい前?)の物ですよね。 映画館で見た方やスピルバーグファンの方は疑問には思わなかったのでしょうか。。 むむむ。。監督は気にしてないのやも。。 私が気にし過ぎなのでしょうか(>-<;) でも、見過ごしではない事がわかってスッキリしました♪ 有り難うございました★
お礼
konoeさん、ご回答有り難うございます! 小説からも説明頂けるなんて感動です。 こちらも熱くなってしまいました(>-<) >爆撃の中ひざを抱え怯えて泣き叫んでいたライアン このシーンは見てたのですが、一瞬だったので何かわからなかったのです。 やはり泣いていたのですね。 最期は手の震えが無くなったことで、 大尉にとってはやっと救われたという重要なシーンなのですね。 うーん。震えといい、よく計算されてますね。すごい。ちょっと鳥肌です。 小説がムショウに読みたくなりました!! この映画もですが、スピルバーグ以外の監督が撮ったヴァージョンでも 一度観たい気がします。。。なんてすいません(^_^;) でも本当にkonoeさんのおかげで、 「プライベートライアン」の素晴らしさがわかりました。 親切にご説明頂きまして本当に有り難うございました!