アメリカに37年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。
確かにアメリカは自己主張力を高める基盤が出来ている社会と言えるでしょう。
しかし、自己主張の激しい人間は時として嫌われます。 つまり、頭でっかちと見られ、自分だけ主張すれば良いと思っている人ととられてします。
主張できると言うことは「主張すると言うことではない」のです。 極端なことを言えば「知ったかぶりして主張する」「相手の気持ちを考えずに主張する」「TPOを考えられないで主張する」「主張することを認められないのに主張する」「言っていることに一貫性を供わないで主張する」「相手の理解力を無視して主張する(私にはこの傾向があります)」「主張を抑えることが出来ないで主張する」「批判だけの主張をする」など主張は激しいけど「認められない」人間としてレベルが張られてしまいます。
しかし激しい主張を出来る能力は必要ですね。 それには、
一貫性を持たせた、言いたいことに対して奥の深い理解を持つ、時間をかけて実力が認めてもらえる自分を創る、反論の弱点も知る、自説の弱点を知りそれをカバーできるだけの知識を持つ、説得力とは自分が認めるのではなく他人が認めることであることを知る、押し付けるのではなく「納得してもらえる」と言う相手の立場に立って主張する、など広い知識を能力を自分に持たせるように向上させなければ結局自己主張の悪いところが目立ってしまい正しい、納得できるはずなのに「誰も聞いてくれない」事になり、せっかく「自分を人前に出せるようになっても」自分の前にも後ろにも誰もいなくなります。
これらを短い期間で身につけることは非常に難しいことです。 十分知っていると思っていたことが知っている人から見たら幼稚園生が10までかぞえられるから算数を知っているとみんなに言いふらしているのと同じ様に思われてしまうわけです。
これは、自分の限られた知識をほかの人のために紹介する、と言う事とはまったく違うことで、自己主張とはまったく違う物です。
もし今日本での生活で自己主張できないので出来る様になりたいというのでこのご質問を立てたのであれば、アメリカに来なくても出来ることはたくさんあります。
それは、上に書いたひとつにヒントしました、幅の広い分野でなくても良いから奥の深い知識を自分に持たせたり、性格的なものと感じたらその弱点を伸ばそうとしたり、自分が自己主張するときに相手のことを思っているのかを判断し始めたり、弁論大会に出席してみたり、して日本でも出来ることはないのかと探しそれを自分の物にすることは出来ると思います。
英語力が大きな要因と思うのであれば、「訳す」のではなく、何を言いたいのか、何をわかってもらいたいのか、と日本語分をまずこなしてその理解に基づいて英文を作るようにしたり、自分の好きな分野で使う表現や専門的用語を身につけるようにすることで、自分が知らないことに対してネットに書いてあることをそのまま鵜呑みにして自分の自己主張の一部にしていないかなどを改めて見直すことで、日本語では説明や説得できる分野を英語で表現することが結局「説得力の高い」物になるのですね。
多くの人が言っているから正しいと思い込んだり、マスコミで言われているから正しい、参考書や辞書に書いてあるから正しい、だから「丸暗記」することを試験勉強の続きであるようにしていてはいつまでたっても深い自己理解と自己解釈に基づいた説得力のある自己主張は出来ないと言うことも頭の隅にでも置いておいてください。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。