マスコミのテレビ中継がスポーツを殺している???
アメリカやヨーロッパのスポーツのテレビ中継にくらべて、日本のスポーツのテレビ中継がお粗末なのは、今に始まったことではないですが、
日本のテレビマンたちはなぜアメリカやヨーロッパに勉強に行かないのでしょうか?
それとも、大リーグやゴルフのマスターズやサッカーのワールドカップを見ても、あんなふうに中継したいと考える向上心のあるテレビマンは、日本のマスコミには存在しないのでしょうか?
日本のマスコミのスポーツ中継でよく聞かされるのは、アナウンサーの間の抜けた絶叫と解説者のおしゃべりです。
マスコミはそれで試合の何を伝えようとしているのでしょう?
どんなに人為を加えても、試合はけっしてその試合以上のものにはならない。
むしろ、人為を加えれば加えるほど、人為と現実の試合の乖離は大きくなっていくばかりだというのに・・・。
しかし、マスコミは試合に想像力と忍耐力を注ぐことはせず、安易で簡単な人為を加えることばかり考えています。
最近、それがいっそう酷くなっていると感じているのは、私だけではなく、大勢の日本人の意見でしょう。
例えば、史上最年少の15歳で男子プロゴルフツアーを制した石川遼君が関東アマチュア選手権に出場した際、
TBSテレビが同伴競技者に小型マイクを付けて石川の声を録音してくれと依頼したことがありました。
ディレクターは、その同伴者競技者に謝礼(お金)を払うからと迫ったのだといいます。
アマチュアゴルファーは、ゴルフをすることによっていかなる金品も受け取ってはならないことがゴルフ規則で定められており、受け取った場合はアマチュア資格が失われます。
TBSのディレクターはそういう基本的なルールさえ知らずにゴルフの公式大会に行き、
そうすれば面白かろう、視聴率が取れるだろうという判断だけで、“盗聴”を工作しようとしたのです。
このディレクターはゴルフとは関係のない番組のディレクターだったらしいですが、
去年11月の女子プロのミズノクラシックを中継したTBS系の毎日放送は、上田桃子がホールアウトしていたにもかかわらず、
その8組後にスタートした宮里藍の追い上げに臨場感を持たせるために、上田も同時にプレーしているかのように画面を工作しました。
どっちも五十歩百歩で、盗聴工作をしたTVディレクターがスポーツ中継をすればそこで同じことをやるだろうし、
画面工作をしたTVディレクターが別の番組を作ればそこで同じ捏造をやるでしょう。
それとも、彼らは悪ふざけばかりしているバラエティー番組のように、「テレビのスポーツ中継なんてそんなものなのだから、バラエティー番組のつもりで見てくれよ。」
とでも思っているのでしょうか?
こんなことを続けていたら、スポーツばかりでなく、いずれテレビそのものも死んでしまうということに、マスコミはなぜ気づかないのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 アドバイス通り、随時良く確認します。