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風水師の信憑性は?
家相・風水をテレビ等マスコミが取り上げ、家相見・風水師が持て囃されています。 果たして、風水師には、それほどまでに信憑性があるのでしょうか? 無いとなれば、マスコミの責任は如何なるものでしょうか? 被害は出ていないのでしょうか?
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補足の情報は私はまったく存じないものでした…でも読んでいて『ありそうだなあ』『あの人らしいなあ』という感想です。そうした詐称や詐欺的な行為がもう少し公にされていれば、少なくとも学問的に突き詰めて考えている人々との区分けになり、もっと良心的な活用が出来るのにと思います。そういう意味で、人気だけに迎合して必要な情報の開示に積極的でなかったマスコミの責任は大きいですね。 信じる根拠に関してはどこで線引きするかが個人的な興味です。私はDrコ○に関しては信じる根拠がないと断言しますが、先回の回答に書きましたように信じるに足る(というか少なくとも否定は出来ない)と考えるものもあるのです。しかしこれだって人によっては根拠が足らないとなることも重々承知しています。 元々皆が「根拠を示さずともなんとかやっていける」「不可思議なことが魅力に変わる」そういった分野だと思い込んでいることが、こうしたエセ風水師のはびこる温床になるのだと思います。そしてそれに追随する人々というのは、その真偽を確かめておらず『思い込んでいる/信じ込んでいる』部分にさらに性質の悪い問題があると思います。
odd-artさん、こんばんは。 以前投稿で何度かご一緒になったことがあるので、ご質問の真意は『占いの是非』というもののように感じるのですが、その前に一般的な質問としてまず回答したいです。 それには http://members.jcom.home.ne.jp/kaze-i/ http://www2.odn.ne.jp/fengshui/index/ を読んでいただくといいと思います。 巷に出回っている『(日本風)風水』(Drコ○や内川あ○)というのは70年位前に広まった九星気学の影響を強く受け、日本の古典的家相学と融合した独自のもので、本来の風水とはかけ離れています。そういう意味で学問的な歴史研究および検証に浅く信頼性も信憑性もないものです。そしてその論理構成の歴史から考えて非常にいいかげんなものであり、はっきりいってエセです。 私の希望はこれらエセ風水と本来の中国で続いてきた風水(本物)と混同しないで欲しいというものです。 あえて言うなら、わたしの立場は『(本物の)風水は占いではなく生活実証科学である』という立場です。これは漢方が生活実証医学であるというようなものです。実際元々の経典というのはほとんど同じです(傷寒論、洛書など) そこで本題に戻ります。 odd-artさんが言われるものが歴史的な背景なくなんら実践して検証を受けていないものを広めることにあるのなら、エセ風水と家相学のことをいわれていると考えます。それについては実害があると推測します。しかしそれが証明されておらずまた被害を訴えるという構造でもないために問題になることもない・・と結論します。 またodd-artさんが言われているのが、世間に出回っている非科学的(検証が十分でないもの)と思われる全て、(私は先ほど風水(本物)は科学的と書きましたが、これについても現代科学で言う検証は不十分です。)を言うのであれば、それは信じるかどうかだと思います。不十分な検証であっても、少なくともそれまでの発達の経緯に矛盾がなければ、その存在を仮定することも論理的であると思うからです。 これに関しては実害があるかはわかりません(もしかしたら正しい理論かもしれないわけですから)ですが、たとえ実害があったとしてもその実害を証明することすら不可能なために、また先ほどと同様に訴えを行う構造でないために問題となることはない・・と思います。 結局、占いやこういった目に見えない理論は、宗教とともに『信じるものだけが救われる』という構造なのだと思います。信じない人からすればただのたわごとです。
お礼
早速、有り難う御座いました。
補足
或るサイトに、このような記述がありました。 とるにたらない迷信なのに『家相・風水』を気にする人が結構いるようです。住宅金融公庫が88年に公庫融資の利用者からとったアンケートによれば,「あなたは家を建てるとき家相を気にしましたか?」の問いに,全国平均で 57%もの人が「気にした」と答えています。東京では40%,名古屋では 70%にも達しています。 オウム真理教の事件以降,オカルト番組が激減したのは好ましいことですが,家相・風水だけが相変わらず生き残っているのは実に不思議なことです。もっともらしい理屈をつけているので,占いと同じルーツの迷信だということに気がつかないからでしょうが,人の生活や人生の中から『居住』だけを切りとって吉凶を論じても全く意味のないことです。 95年に朝日新聞が調査したデータによれば,易占いを気にする人は 20%(20代の女性はなんと49%!)でした。それから類推すると,家相を気にする人は 20%,信じている人は 10%程度でしょうか。公庫調査の高い数字は,家相を信じている身内などに影響されてのものと考えられます。親戚に1人ぐらいは「家相風水信者」がいるでしょうから…。 家相見 Drコパこと小林祥晃の「怪しい経歴」が『サンデー毎日98年5月3日号』で暴かれました。卒業し,博士号を取得したというアメリカの“コンチネンタル大学”は全米に 3600もある認定大学のなかには存在しない「会社」らしく,木村晋介弁護士同席のインタビューでの本人の告白では約20万円で購入した「博士」だそうです。 日中韓社会文化功労賞やローマ法王庁の世界十字勲章等のハナバナシイご経歴も,「業者に5万か10万払ったかもしれない」いう見事なハチャメチャぶりです。記者の「そんな経歴は読者の誤解を招くとおもわないか」との問いに対して,「軽率だったかもしれない」と答えていますが,それは軽率などというものではなく,意図的かつ悪質な詐称というべきでしょう。しかし,そんなハクヅケで商売をやっても,訴えられなければ詐欺にはならないのでしょうか。木村弁護士さん。 風水鑑定料が高すぎるとの質問には「合意のもとでやっている」と開き直ってもいます。弁護士は「事実関係を調査する」といっていましたが,その後どうなったのでしょうか。 というものでした。 信じる根拠が稀薄のように感じられます。
お礼
有り難う御座いました。
補足
本当は、或る著者のサイトに答えが既に出ているようなのです。 専門家が「家相風水なぞ論ずることも馬鹿ぱかしい」として無視し続けた結果が家相の蔓延をゆるし,家相見と一部メディアのやりたい放題につながっています。家相見を販促に利用する一部の出版社,視聴率かせぎしか頭にない TV番組。雑誌『噂の真相』(98年9月号)にも「経歴詐称発覚したDr コパこと小林祥晃の風水成金人生」が載っていましたが,それでも相変わらずなりふりかまわず利用し続けるメディアです。 アメリカでは1975年,蔓延するオカルトにノーベル賞科学者たちが警鐘を鳴らし,以後雑誌等の占い記事には「エンターテインメントである」旨の表示がされるようになりました。マスメディアから我々が得る情報はすでに選択されたものです。だからこそ正確な情報を流してほしいのですが,先に書いたように必ずしもそうではない以上、個人個人が注意するしかなさそうです。 若い層に迷信や超能力を信じる人が多いのは気がかりなことです。全米科学財団が発表した「先進14 カ国の国民の科学知識テスト」では,米国とデンマークが1位(平均 55点)で,目本は 13 位(平均 36点)と報告されています。科学知識の低さとオカルト人気には相関関係があるのでしょうか。 というものでした。