そのギターが使えるかどうかは、実際にそのギターの状態を確認してみないことにはどちらとも言いがたいですね。 当たり前のことですが、状態がよければ問題なく使用できるでしょうし、状態が悪ければ問題をはらむでしょう。 まずは、そのギターの状態を確認してみる必要があります。
おそらく、まだまだ使えるとは思いますが、状態をきちんと確認する必要はあるでしょう。
ギターの状態の確認についてですが、まず手始めに弦を張り替えることを強くお勧めします。 ギターの弦は消耗品で、定期的な交換が望ましい物でもありますし、またギターの状態の確認は、演奏できるように調律した上で判断するのが妥当というところもあります。 ですので、何をするにしてもまずは弦を交換することから始めてください。
弦については、どの種類のギターがお手元にあるのかわかりませんので、とりあえずは今のお手元のギターの種類を調べ、それに張られているのと同じ種類の弦を楽器店で購入してくるのがよいでしょう。 エレキギターならエレキギター用の、フォークギターならフォークギター用の金属弦を、クラシックギターならクラシックギター用のナイロン弦を購入してください。 ギターの種類がわからなければ、そのギターを持っていくか、そのギターの写真を携帯などで撮ってもって行き、店員さんに見せて相談してみるのがよいでしょう。
また、楽器店に行ったついでに、ギター関連の書籍なども見てみるのが良いかも知れません。 初心者向けの教本には、ギターの基本的な調整について解説しているものもありますので、そうした本を参考にするのも手です。
それと、チューナーを別に用意する必要もあるかも知れませんね。 もしお手元にチューニングの基準となる道具がなければ、そのときにでも併せて買ってくるとよいでしょう。 チューニングの基準となるものがなければ、正確なチューニングもできませんし、ギターの状態のチェックもできない可能性があります。
とりあえず、道具を一通り揃えたら、これまでに書いたように弦を張り替え、チューニングを合わせてみることをまずお勧めします。 そのときにきちんとチューニングができないとしたら、ペグか何かがおかしくなっている可能性があります。 チューニングができるようであれば、ひとまずペグに問題はないといえます。
チューニングを合わせられたら、次にはネックの状態を見てみるとよいでしょう。 一つの弦の1fと最終フレットを両手でそれぞれ押え、その中間あたりのフレットのトップと弦との隙間を見てみてください。 その隙間が名刺一枚の厚さ程度であれば状態は良好、それより広ければ順反り、隙間が見えず間の弦を人差し指で叩いてみても弦とフレットがぶつかる音がしなければ(要するにくっついていれば)逆反りと判断します。 ネックが反っている状況では、弾きにくい状態になっているといえますので、できれば修正するのがよいでしょう。 エレキギターなどであれば、トラスロッドをまわすことである程度補正も可能ですが、それ以外のギターの場合や、自前で調整することに自信がなければ、楽器店に現物を持ち込んで調整してもらうのがよいと思います。
もしお手元のギターがエレキギターであれば、弦高をチェックして、ブリッジの高さを再調整しておくこともお勧めします。 弦高の設定については、弦を弾いた時に弦とフレットがぶつかるノイズ(ビビリなどといいます)がでないくらいで、なおかつ弦を押える時にやりやすいくらいに、できるだけ低めに抑えるように設定するのがよいでしょう。
自己判断であれば、このくらいのチェックをして、問題がないと思えれば、とりあえずは問題がないのではないかと思います。
なお、ギターの状態の判断について、自分で判断が付かないと思える場合には、楽器店に持ち込んで状態のチェックを依頼するのが、手っ取り早くて確実かも知れません。 もしそのあたりに自信がなければ、楽器店に持ち込むことをお勧めします。
参考まで。