夢の実現、成功の秘訣

質問

私は今、転職についていろいろ考えていますが、本気で考えれば考えるほど、人生において重要な分岐点になるのでは？と考えたりしています。成功している方が、今から振り返ってみて、「あの失敗や挫折があったからこそ今の成功（夢の実現）があるのだなぁ」と思う体験談を教えてください。

回答No.1

TL_Ichika

はじめまして！
一億円プロジェクトの市川マミです。

いくつか体験談があるのですが、象徴的なことは２つありました。

まず、放送作家時代のことですが、仲の良いディレクターさんがいまして、
その方からある日、深夜番組の企画書を頼まれました。
放送作家の場合、企画書を書くというのは「書いて通ったら番組に入れてあげるけど、
ダメだったらお金はなし」
というのを意味するのですが、私はその人にお世話になっていたし
とても信頼していたので、「いいですよ」と引き受けました。

いくつか企画書を書きまして、その人が「ありがと」なんて喜んでもらい、月日がたちました。
返事が特になかったので、「あ、ダメだったのかな」と思いつつ、別の仕事をしていたのですが
ある日、TV欄を見ていたら、私が過去、その人に出した企画とまったく
同じタイトルの番組名がありました。

内容を見ると、セットのイメージとか番組の中身自体も同じで、「世の中には同じことを
考える人もやっぱいるんだなあ」とのんきに思いながら、私はその日、その番組を見ていました。

やっぱり、タイトルも中身もほぼ同じで、ビックリしながらも、「どんな人が作ってんだろー」と
テロップを見ていたのですが。。。

そしたら、なんと！
そのディレクターさんが「総合演出」として名前が載っていたのでした。。

私はほんとにビックリして、すぐさま電話をかけ、で、いろいろ弁解をされたのですが
結局、その番組には入れず、しかもお金ももらえず、、

まぁ、別にたいしたアレじゃないですが、それにしても本当に「そんなことってあるんだ」
って感じでショックを受けて。。
そんなケースが２～３回あって、「やだなあ・・・」と引きずっていました。

こっちは、「通ったら入れる（お金になる）」と思って書いているのに、、と思うと
なんだか哀しくてやりきれなくて、一時期は相当その人のことを許せずにいました。

その時、私はフリーでやっていたので、誰も守ってくれないことを痛感しました。
私は、そのディレクターの所属する社長さんにも「どういうことなんですか？！」と怒ったのですが
その人から「そんなこと、よくあることじゃん」ってあっさり言われて
「そんなことねーよ！」「だったら金払え！」と思い、悔しくてその場で泣いてしまいました。。
同時に「自分が偉くならないと、こういう風に簡単にパクられても泣き寝入りするしかないんだ」
と思いました。

あと、もう１つ大きな転機になったことがあります。

それは、これも、放送作家時代のエピソードですが、ある日、元ダンナさんと企画会議をしていたとき
とっても面白いDVD企画を彼が言い出しました。

私はその企画を聞いて「それは面白い！！！」と思い、「私が営業するわ」と言い、
ある大手メーカーに翌日電話をかけ、企画を熱く説明し、担当者に会える事になりました。

その時、私は、「夫婦２人で行くんだとなんか向こうが怪しがるのではないか」と思い
会社の上司を連れていくことにしました。

しかし。。

連れて行った上司は比較的、（当たり前の話ですが）私たちよりも「熱がなく」
それが原因かどうかは定かではないのですが、結局、なんだかうやむやな形で実現できなかったのです。

私が電話やメールなどで担当者とやりとりしていたときは、向こうも乗っていて、
話はどんどん進んでいたのですが、間に偉い人が入ってから、なんだかコトがスムーズに進まなくなりました。

これは誰のせいでもないのですが、そのとき、痛感したのは
「熱を持っていない人が中心になると、通るものも通らない」
ということでした。

逆を言えば
「熱がある人が中心になって”やる”と決めて動くと、
　通らないものも通る」
と、ほんとに、思いました。

そんな２つのことがずっとどこかに引っかかっていて、
でも、イチ放送作家だと、色々限界もあったりしていて。。

なので、今の会社は、その時思った悔しさとか反省だとか失敗を踏まえて
実験させてくれるし、挑戦させてくれるので本当に恵まれていると思います。

逆に、「なんで・・？？」って思うような自分にとっての事件がなければ、
今も同じコトをしていたのかもしれないです。

お礼

貴重な体験談ありがとうございます。
成功している方たちは、きっとどこかで、人の何倍も悔しい思いをしていたり、努力をしているのだと常々思っています。市川様の体験も、ここには書ききれないほどの思いがあったことがこの文面から伝わってきました。
きっと私には、まだまだそういった思いや体験が足りないのかもりれないですね。しかし、起業したいという夢だけは「どんなに時間がかかっても実現してやろう！」と思っています。
ありがとうございました。