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世界のトヨタは、日本の国益を損なっているか？
先ほど掲げた質問の仕方が不適切だったようなので、再度質問を掲げさせて頂きます。先の質問については私自身が事務局に削除要求を自己申告したことをご報告させて頂きます。ご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。 【本題】 靖国問題の是非はともかく、この問題が日中関係に影を落としているのは確かです。ところでトヨタ自動車が天津に進出してクラウンの生産を開始しました。 ＜天津一汽トヨタ クラウンの生産を開始＞ http://www.toyota.co.jp/jp/news/05/Mar/nt05_014.html また川崎重工業が中国高速鉄道用に新幹線型車両を納入しました。 ＜中国へ新幹線を初出荷 式典なし、対日感情配慮か＞ http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20060303NN000Y35803032006.html 中国市場への海外投資は、最近復調の兆しを本格的に見せ始めた日本経済の発展に大いに寄与すると思われますが、一方、小泉政権と中国共産党が対立している靖国問題という両国の国民感情を無視した独自の企業利益行動とも考えられます。 そこで質問致します。 １）中国天津にクラウン生産工場を作ったトヨタ自動車と新幹線型車両を納入した川崎重工業は、中国に媚びへつらって己の企業の利益のみを追求し、国家の尊厳を貶める行為をしているのではないでしょうか？ ２）小泉総理は、自身の靖国参拝の信念を中国共産党に認めさせるためにトヨタ自動車や川崎重工業などの中国進出企業に対して、なぜ協力を申し出ないのでしょうか？あるいは協力を申し出た事実はありますか？
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- ultramannexus
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中国と日本の貿易量は食料や繊維、鉄鋼や生活日用品などの中国からの輸入や自動車などの輸出など膨大です。そのことを無視し、トヨタや川崎重工などの一部の民間企業の中国進出のみを取り上げ、その企業を非難しようとするのはあまりフェアではないように思いますね。 国家の外交安全のためには、様々な手法があります。政府間同士が非難したり軍事的な牽制をしていても、政府間援助や経済協力は継続したり民間レベルの交流は制限しないなど、多面的な交流は必要不可欠です。 ましては日中は戦争状態にあるわけではないわけですから、民間企業の進出は企業利益の追求のためで全く構わないと思います。 ただ私自身は、中国に対する不信感や将来の不安を感じていますので中国には民間企業はあまりかかわらないほうがいいのではと思います。 中国１３億の新しい市場は、企業人としてはとても魅力に映り、今進出しないと将来大変な損失になると企業が思う気持ちは十分に分かります。 中国が法治国家であり資本の自由化をしていれば、日本の企業が中国企業を買収したり撤退したりするのは自由でしょうが、今中国に進出しても合弁企業しか許されていません。株式も過半数を日本が所有できません。 トヨタなどは最新技術の中国流出を恐れていろいろ社内ルールを整備して対策を取っているでしょうが、中国との関係が深まるにつれ、そのような日本企業のルールが通用するとは到底思えません。中国は法治国家でないので、契約をしていてもイザという時はただの紙切れとなるでしょう。 ある意味、中国へ深く関与することは人質になるようなものです。 このような観点から私自身は、日本の国益のためにでなく、企業のリスク管理の点から中国への進出は必要最小限に控えた方がいいのではと思います。 靖国参拝を問題にするのは中国の外交カードであって、首相が靖国参拝をしなくなったとしても、中国は別のことを問題にするのだろうと思いますので、わざわざ企業に協力を申し出ることは必要ないと思います。中国のような共産党独裁国家で自由の制限されている国と日本では違います。そのことは堂々と説明すべきです。 眠りから覚めた中国は１３億の人民を食わせるために必死なのです。生き残るためにはあらゆる手段を使うでしょう。隣国日本としてもそれを自覚しなくてはいけません。
お礼
＞トヨタや川崎重工などの一部の民間企業の中国進出のみを取り上げ、その企業を非難しようとするのはあまりフェアではないように思いますね。 別にトヨタや川崎を非難するつもりはないんです。日本の中の反中感情を持っている人の中には、中国との関係を見直せという声が出ているので、だったらトヨタや川崎はどうなのか、という趣旨で質問を掲げさせていただきました。 ＞トヨタや川崎重工などの一部の民間企業の中国進出のみを取り上げ、 トヨタや川崎は一部というよりも、民間企業の大代表なので…。 ＞靖国参拝を問題にするのは中国の外交カードであって、 中国を牽制する小泉総理の外交カードでもあります。 ＞このような観点から私自身は、日本の国益のためにでなく、企業のリスク管理の点から中国への進出は必要最小限に控えた方がいいのではと思います。 日本の進出が減ると、米国や韓国、ＥＵの進出を招く。そういう事態も考えた方が良いと思います。 客観的かつ詳細なごご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
- fallen_angel
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１）中国への輸出額の増加、企業活動が曖昧な政策に影響されず利益を求める姿勢に違和感は感じません。 少し意地悪な考え方をすれば、中国経済を支えている訳ですから、外交手腕次第では対中カードにもなり得るでしょう（まぁ、企業が利益を捨てて従うとは思いませんが） ２）違法で無い限り、企業が利益を求める事に対して、政府が口をはさむ権限は無いのでは？ 国民感情も儲け話の前では別の話として進むと思います。中国人はドライですからね。国策とビジネスを切り替えて思考できる方々ですね。
お礼
＞違法で無い限り、企業が利益を求める事に対して、政府が口をはさむ権限は無いのでは？ 仮にそういう権限が許されて、小泉総理がトヨタに圧力を掛けたとしても、逆に小泉改革路線の足を引っ張る結果になりかねませんね。それよりもトヨタの首脳陣が 「小泉！お前はトヨタを何様だと考えているんだ！」 って激怒してくるでしょう。小泉総理も世界のトヨタには頭が上がりませんから。 ＞中国人はドライですからね。国策とビジネスを切り替えて思考できる方々ですね。 そうですね。中国人は本音と建前使い分けるのがうまい商売上手な民族です。それを見失うと日本人はしっぺ返しされると思います。 小泉総理と中国共産党が「靖国劇場」を演じてますが、トヨタ自動車のような企業が存在するので、日中関係はほとんど懸念する必要はないですね。反中感情抱いている方は、この観点を見失っているように思います。 ご回答ありがとうございました。
- kotya
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>１）中国天津にクラウン生産工場を作ったトヨタ自動車と新幹線型車両を納入した川崎重工業は、中国に媚びへつらって己の企業の利益のみを追求し、国家の尊厳を貶める行為をしているのではないでしょうか？ 企業が己の利益を追求するのは当然ですし注文を受ければ納品を相手に関わらず（問題の無いものであればですが）すると思います。 企業は、国の経済力を強化することで国に貢献していると思います。 >２）小泉総理は、自身の靖国参拝の信念を中国共産党に認めさせるためにトヨタ自動車や川崎重工業などの中国進出企業に対して、なぜ協力を申し出ないのでしょうか？あるいは協力を申し出た事実はありますか？ 国家の企業に対する圧力と取られかねない行為です それでは、旧ソ連或いは、今の中国や韓国などとやっていることは同じではないですか？ ちなみに、私は中国や韓国など自分勝手な都合の良い歴史観などを持ち出し国民を欺いて日本を攻撃させる野蛮な国は嫌いですので そんな国の方法を同じように取るのは反対です。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ＞企業は、国の経済力を強化することで国に貢献していると思います。 ＞国家の企業に対する圧力と取られかねない行為です 政治と経済に対する客観的かつ正しい認識の上、頂けた回答だと評価いたします。
- OsieteG00
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靖国問題と経済動向が同じ次元で語られるのはおかしいと思います。両者は独立していますし、相互関係があるとも思えません。 1. 国家の尊厳って何ですか？国益というよりは、企業として利益を追求した結果の中国進出だと思います。 2. 意味がよく解りません。要は、個人の信念を他人に押し付けない、政教分離ができて公私混同をしないということではないでしょうか。
お礼
皆様の回答を頂きたい訳で、別に議論を目的にしているわけではありません。 ＞国家の尊厳って何ですか？ 小泉総理の靖国参拝の根拠の文脈で言えば、中韓の意向に従ってＡ級戦犯を別の神社に祀ったり、参拝自体の自粛を受け入れることです。これを小泉総理は内政干渉だと主張しています。 ＞国益というよりは、企業として利益を追求した結果の中国進出だと思います。 靖国問題で中韓に譲歩すれば要求が際限なくなり、結果として国益を損なうと言う議論があります。それならば、たとえ日本経済の屋台骨であるトヨタ自動車でも、それが単なる企業利益の追求ならば、それよりも重要な国益というものを考慮すべきかと考えます。
お礼
＞教えてgooでは闊達な意見を聞きたいと思っても、あまりインパクトのある題名をつけると、言葉に対する批判が集中してしまいますので、上手く質問（これがなかなか難しい…）しないと大変だと思います（ボソボソ…って、当たり前か； アドバイスありがとうございます。 ＞こうしたアジア全体の技術盗用を初めとしたモラルの低さは、トヨタのような大企業は十分熟知していると思いますので、何らかの対策を練っているかと思います。 そうですね。ただ自動車に関する限り、もう技術が飽和状態になっている感じがしますので、特に流出・盗用を心配することはないかなあ、とも感じます。 逆にトヨタも米国企業も環境にやさしい新技術、次世代型自動車を開発するのに膨大な予算を投じています。そこは米国との競争なのでトヨタも機密保持は万全でしょうが、クラウンくらいの従来車なら特に問題にしていないかもしれません。 ＞それに小泉首相自身が本当に認めさせる気があるのか私は疑問なので、何ともいい難いです。 テレビで新民主党代表の小沢さんのインタビュー見ましたけど自分なら中韓が納得できる形で天皇や首相・閣僚の参拝が可能する解決策を持っていると発言していました。おそらくＡ級戦犯を別の神社に祀る方向のようです…。 ご回答ありがとうございました。