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三菱の位置決めユニットにおけるドウェルタイムについて
三菱の位置決めユニットを使用してサーボモータや ステッピングモータを制御するときに、位置決めデータ の設定項目にドウェルタイムというのがあります。 このドウェルタイムの長さはどのように決めれば良いの でしょうか? 何か目安や基準になるものがあるのでしょうか?
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>何か目安や基準になるものがあるのでしょうか? 基準は何も有りません 目安とは言い換えれば単なるヤマカンに過ぎません 一般的には0.1sから2.0secくらいが妥当な範囲と思う 何を持って一般的かですが一般的工作機械や一般的組立機械での範囲で 通常これらの機械のサイクルタイムは30から60secくらいだから サイクルタイム30sで29sのドエルタイムなど当然に有り得ない話ですから ドエルタイムを入れなければ成らない理由はサーボ系の遅れや 機械側の振動や慣性による動作端の追従遅れを吸収するためです 所謂マシニング加工でピンカド送りと呼ばれるようなX-Y座標系で先端にRが付けてはならない 場合のような時です X軸1000 Y軸1000 と言う場合には X軸1000 ドエル0.1s Y軸1000 とします そうしないとX軸が完全に停止する前にY軸が走り出し結果的に先端にRが付きます 本来のドエルタイムとはその先端Rが付かなくなる時間を言います ただ、それ以外の使い方として単純に10秒待ってY軸が動作する場合 たとえばZ軸にセルフィーダとかを使いおまけに加工完了信号が無い場合 X軸停止後Z軸起動 Z軸がおそらく動作完了する時間(ドエルタイム) Y軸起動 昔はコストダウンの為にこのようなことは行われていましたが お勧めできません
お礼
ドウェルタイムを設定する基準は無いんですね。 機械系の動作が落ち着く(安定して停止する)ために 必要な時間がどれぐらいなのかをヤマカンで設定する。 というのが一般的な方法ということになるんですね。 丁寧な回答をありがとうございました。