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本の内容についての質問です。
大前研一先生の「新・資本論」78ページ11行目から16行目に、 1998年に、日本人が1人当り購入した米国製品の額を一ドルとすると,米国人が日本製品を1.6ドル買ったというのは確かな事実である。統計上では,このことは日米間の非常に大きな貿易不均衡として示される(この不均衡は,実に米国と他の先進国合計より大きい。)しかし,日本の消費者は,たとえばパソコンを買うのに支払った金額を稼ぐには,同じ金額でカメラを買う米国人よりも倍の血と汗を流して働いているのだ。 とありますが、 質問(1) (この不均衡は,実に米国と他の先進国合計より大きい。)の意味を教えてください。 質問(2)しかし,日本の消費者は,たとえばパソコンを買うのに支払った金額を稼ぐには,同じ金額でカメラを買う米国人よりも倍の血と汗を流して働いているのだ。 の意味を教えてください。
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shinnnosukeさん今日は。 あまり、曲解して考えない方が無難です。 難しいプロセスは、省き説明しますが、日本とアメリカの貿易不均衡問題を的確に指している言葉として解釈される事が一番わかりやすいのではないでしょうか。 貿易自由化が様々な分野で行われてきてはいますが、まだまだ貿易面で日本は鎖国状態に近い分野を持っています。 日本国民はそうではないと言っても世界的な検知からそう認識されているのです。 対アメリカにおいて、輸出に占める割合と輸入に占める割合が50%ずつならは、誰も文句は言わないのでしょうが、2国間貿易の中で相手に売った金額が相手から買い入れた金額の何倍もあれば、相手国は売りつけてくるが買ってはくれないと文句の一つもいいたくなるものです。 事実、日本とアメリカの貿易問題はその様な感じになっています。 日本の場合、アメリカだけではなく先進国における2国間貿易総てにこの様な問題があります。 2の方は、2通りの解釈が混在していると言えるでしょう。 1つは、日本人は働いている時間が長い割りに先進国の中で最もコストパフォーマンスが低い賃金となっています、 物価が高い、先進国の筆頭に挙げられる日本ですので、生活費等を差し引いた残りから余暇に使用できる金額を導き出してみるとギリギリのラインとなってしまいます。 1日を3等分して就寝時間を8時間、仕事時間を8時間、あまった時間を余暇に回すことが出来るかどうかによって賃金のコストパフォーマンスが決まってきます。 アメリカではサービス残業なんて余り聞きませんから。 日本の場合、就寝時間と余暇時間を大幅に削って先進国と同等の賃金を稼いでいるわけですから、質問(2)の記述はこの様な背景があると感じて頂ければ解りやすいのではと思います。 今一つは、先に少し述べましたが、物価が高い国家である事と税金が高い事でしょうかね。 これらを考慮に入れて余暇商品を購入するための計画を練らないと中々買い物はしずらいものです。 つまり、何か余暇製品を購入するために必要な金額を得るために、通常の中から出せる金額で計画が成り立つ物価の国とそれを達成するためにはプラスアルファー労働時間を増やさなければだめな国の違いとでも言えば解り易いかも… 結論として、日本は技術はあれど、本質は貧しい国なのかもしれません。
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- freeman108
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>質問1 日本人は1億3千万人としてアメリカ人は3億人くらいでしょうか?ということは、 1人1ドルに対し1.6ドルなので、アメリカの日本に対する貿易赤字は 3*1.6 - 1.3*1 = 3.5 3億5千万ドルがアメリカの日本に対する貿易赤字ということだと思います。 他の先進国というのは、イギリスやフランスなどの国を指しているのはわかりますよね?その先進国に対する貿易赤字(黒字もあるかも)を合計しても、日本に対する貿易赤字をこえていないということです。 >質問2 この意味はわかりかねますが、おそらく、労働時間に対する収入の差を言っているのではないでしょうか?1998年は、まだアメリカのバブルが弾けてない頃ですので。