export X=b
は sh の拡張機能で、元々は
X=b; export X
です。X=b がシェル変数 X に値 b を代入すると言うものであり、export X はシェル変数 X を環境変数に設定するためのコマンドです。環境変数に設定すると、そこから呼ばれたプログラム (サブ・プログラム) もその変数 X の値を参照することができます (逆に言えば、export して環境変数に指定ないとサブ・プログラムからその変数 X の値を参照することはできません)。
なお、複数の変数をまとめて export することも可能です。
export X=b
export Y=c
は、
X=b; Y=c; export X Y
と書けます。
一方、
set Y=b
というのは csh でシェル変数を設定するためのコマンドです。csh の場合で環境変数を設定したい場合は、
setenv Y b
と書きます (Y と b の間に"="がないことに注意)。
なお、現在のシェルで設定されているシェル変数と環境変数は、それぞれ set、env コマンドで確認できます。
質問者
お礼
sub process に export できるシェル変数が環境変数、という漢字でしょうか。
ありがとうございます。
お礼
例をありがとうございます。 よく分かった気がします。