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作詞のレッスンを受けているんですが・・・(専門家の方に聞きたい)

現在、ある場所で作詞のレッスンを受けているんですが、 先生のアドバイスの内、2つだけどうしても理解出来ないものがあるんです。 1.「貴方と交わした、あの時の約束は、僕に大事な事を教えてくれたよ」という歌詞について、「あの時の約束って何?大事な事って何?そこをちゃんと説明してよ。こんな抽象的な表現は駄目」と言われました。 2.「私の羽はもう飛ぶ力が無いの」という歌詞について、「君、羽が生えてるの?天使?もしその歌詞を入れるんだったら、最初から自分が天使であるとわかる表現を入れないと。急に羽があるって言われても・・・」と言われました。 まず1についてなんですが、最近の歌の詞(もちろんプロの方が書いたもの)でも、こう言った抽象的な表現はよく使われていると思うんですが(「あの時の傷」や「あの場所で待っていて」など)。あえて、抽象的な詞にする事で、聞き手が自由に状況を想像出来るので、私は今まで自信を持って抽象的な詞を書いてきました。しかし、それは駄目だと言われてしまいました・・・。 次に、2についてなんですが、人間を人間以外のものに急に例える比喩も、詞ではよく使われていますよね?(「羽が折れてしまった」、「私は枯れてしまった」など)しかしそれも駄目だと言われてしまいました・・・。 もちろん、私は教えてもらう側の人間で、相手はプロの先生なのですから、「お前の教え方はおかしい!」なんて言える立場ではないのは分かっています。しかし、この二つのアドバイスは、かなり想定外だったもので・・・。 専門家の方にお伺いしたいです。これは、「この先生独特の教え方、考え方」なんでしょうか?それとも、プロの世界では絶対にしてないけない「常識」なんでしょうか?教えて下さい。

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回答No.3

まず、この質問において問題になっているのは「抽象的な表現がいけない」ということではありません。 一つの抽象的表現を修飾するエッセンスが足りない、ということです。 1.において、「教えてくれた大切な約束」が類推できる表現が他の箇所にありますか? 2.においては、自分が天使(又は鳥類)である理由は何なのか。とか、自分が天使であると類推できる表現が他の箇所にあるか、です。 比喩表現が駄目とか、そういう話ではないです。 たとえば唐突に「天使」という単語だけが出てきても、どんな天使なのかが類推できません。あなたの表現したい「天使」がどんなものであるのかが想像できません。 あなたは、歌の中の「私」がどんな人物であると想像していますか?それは一言「天使」では片付かないものでしょう? 羽が折れたのなら、どうして羽が折れてしまったの?ということが他の部分から類推できなければいけません。「理由」が必要です。理由がなければ伝えたいことがあやふやな、締りのない歌になってしまいます。 「語感が綺麗だから」くらいの気持ちで使っていたら、それは歌詞盗用を繰り返した某アイドルと同じではないでしょうか。 聞き手が自由に想像できるから抽象的な表現で、というのは単なる丸投げにすぎません。聞き手にあなたの思うことが想像しやすいような抽象的表現をするのが重要です。 また、プロの人がこう書いているからそれは正しい、というのはありません。プロでも作詞能力はピンキリですし、「売れる歌の歌詞」と「詩だけで感動する歌の歌詞」は本質的に違うものです。 最後に、このことは「この先生独特の教え方、考え方」でもなくプロの世界では絶対にしてないけない「常識」でもなく、詩を書く上で当たり前のことではないでしょうか。 長文・雑文で失礼しました。

その他の回答 (3)

  • kirara18
  • ベストアンサー率35% (5/14)
回答No.4

専門家ではありませんが。 No.3の方の仰るとおりだと思います。 本来「詞」は聞き手に感動を与えるものです。抽象的な表現では感動は与えられません。つまり“聞き手が自由に状況を想像出来る”ものは、厳しく言えば「詞」ではありません。 最近の歌の詞は「詞」ではありません。(少なくても先生はそう思っているのではないでしょうか) 最近の歌は、曲が先に出来てあとから詩をつけるのが多いのです。よって詩の持つ意味合いが薄れます。さらにリズム優先の曲が多く、詩は曲の付属物に過ぎなくなっています。結果、詩の役割は低下し、感動を与えるような「詞」でなくても通用してしまっているのです。 本来の「詞」でなく“最近の歌の詞”を作るのであればあなたの詩で充分です。極論すればあらためて作詞のレッスンを受ける程のこともないとも言えます。

tohoho1114
質問者

お礼

みなさん、参考になるお言葉、ありがとうございました!

  • hanzo2000
  • ベストアンサー率30% (552/1792)
回答No.2

問いで返されてしまったので、簡単にお返事します。 自然かどうか、についても、人それぞれですし、 言葉のフェイズ選びは、言語表現の根幹の一部であると私は思いますし、正解か不正解か、ということではなくて、わかりあえるかどうか、だと思います。 一行だけ取り出してそれのフェイズを云々することは限界がありますし、私とあなたとで、そしてあなたと先生とで、分かり合えない可能性もあります。 それに、最初にも書きましたが、「急にそういう表現をすることはだめなのか」、という問いは、一行の引用では素人ですら感想を述べられません。 先生に「先生の意見に共感できない」、あるいは「意味がわからない」と表明してみてはどうでしょう。 先生は、先生である以上、あなたに理解させる義務があると思います。 何も遠慮は要らないのです。 あなたが納得できないのは先生の責任です。 だからあなたも思う存分反論したり、訊いてみればいいのです。 「私の言うことがわからないなら、生徒としてクビだ」と言われるかもしれませんが、 教えてくれている内容に納得できない人から教えを請うのは時間の無駄ですよね。 ぶっちゃけていえば、あなたの取る選択肢としては、 「納得のいくまで先生に説明を求める」 「納得いかなくても先生を信じる」 「どっちもできないなら先生を変える」 のどれかしかないように思えます。 理解もできない、かといって信じることもできない、でも私の先生だ、という関係に限界を感じたりもします。

tohoho1114
質問者

お礼

何度も回答ありがとうございます

  • hanzo2000
  • ベストアンサー率30% (552/1792)
回答No.1

私も興味をもってこの質問をチェックしていましたが、 なかなか回答がつかないみたいなので、私なりの考えを書いてみます。 ちなみに私はマスコミ系(元編集者)ですが、作詞の専門ではありません。 素人が何を言う!という感じかもしれませんが……。 大前提として、歌詞の一行を取り出して、それが抽象的かどうか、適切かどうかを論ずることはできないと思います。 もしもさらに多くの方々からアドバイスをいただきたいなら、 問題ない範囲で、極力多く、歌詞の前後(あるいは全体)を引用したほうがよいと思われます。 それを前提に考えますと……。 1も2も、致命的に問題のあるフレーズだとは思えませんでした。 ただ、言葉には「フェイズ」、あるいは「位相」と呼ばれるのもがあります。 意味としては問題なくても、言葉のフェイズが違うと、 唐突な感じがして、そのフェイズ違いの箇所について、人は説明を求めたくなります。 先生のおっしゃっているのは、フェイズの違いかもしれない、とは思いました。 あともうひとつ。 説明しすぎるとさらに説明が必要になる場合もあります。 つまり、 「貴方と交わした、あの時の約束は、僕に大事な事を教えてくれたよ」 を、 「貴方と交わした、あの時の約束」 で切ってしまったとします。 この場合、約束の中身はなんだったのか、と、 より疑問に思うのは前者だったりします。 (まあ感じ方は人それぞれですので、私に限っては、ということで……) と同時に、「約束」と体言止めすることで余韻が生まれますし、 聞く側としては意味を補完しやすい言葉の終わり方です。 あなたの書いたフレーズは、「大事なことを教えてくれた」という 歌い手の気持ちの経緯をキチンと書いてしまったために、 さらに細かいところの意味が気になってしまう、というケースなんじゃないかと思いました。 言葉のフェイズについてもう少し説明しますと、 単語やセンテンスやフレーズが、同じ方向を向いていないといけない、ということです。 たとえば演歌のような歌詞に、 「私の羽はもう飛ぶ力が無いの」 とあったら、フレーズのフェイズが違うので、その箇所に違和感を覚えます。 違和感を覚えると、「この人は天使だったの?」と説明を求めたくなります。 先生のおっしゃっているのはそういうことなんじゃないかな、 と想像しました。 まあ、本来的には前後のフレーズがないのでわかりません。 以上、門前の小僧習わぬ経を読む、でした。

tohoho1114
質問者

お礼

御丁寧な回答、ありがとうございます。 フェイズは合っている・・・と思います。 「片思いの女の子がなかなか告白出来ない」という内容です。もちろん演歌でもありません。 なので歌詞に、急に「天使」などの言葉を使っても、自然だとは思います・・・。 それとも、急にそういう表現を使うのは駄目なのでしょうか?

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