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女権論者はイスラム教を批判しているのでしょうか?
女権論者で有名な文化人の田島さんとかはイスラム教の一夫多妻や女性が顔を隠すとか、肌を露出しないとかいうことを批判しているのでしょうか? 他国のことだから批判しないというのならば、信者ではないがイスラム的な考えに共感しているという日本男性を批判できるのでしょうか?
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諸外国の差別(区別?)は一切スルー。 日本での女性優遇措置もスルーしているから 2枚舌扱いされているんだが・・・
アラブ出身の女性イスラム学者には「イスラム本来の教義は女性を冷遇していない」と言う人もいます。 要するにイスラムそのものではなくイスラムの上に乗っかった男尊女卑社会がいけないという考えですね。 確かにイスラム文化というものを批判の対象にするジェンダー論者は欧米にも大勢いますが(日本ではあまり聞いたことはありませんが・・・おそらく差別というものに対して敏感だから?)、一方で、本来のイスラムと女権論は矛盾するものではないと考える人たちや、関連するとしても単純に結びつけて考えるのはイスラム差別だと考える人たちも大勢います。 ジェンダー論は宗教批判を目的としたものではなく、社会批判を目的としたものだからですね。 社会を理由に宗教を批判する場合、今度は社会と宗教とのかかわりを検証していかないと単なる"飛躍"になり、その検証の方法や素材が正しくなければ今度はそれは"間違い"になります。 たとえば、この場では"イスラム教"とイスラム社会との関係と、"日本男性"と"イスラム的な考え"の関連性を問われるわけです。それを抜きにして、「女権論者がイスラム批判をしないのはおかしい」あるいは「イスラムを批判しないから日本男性を批判するのはおかしい」と言うことは出来ません。
- nacam
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rinakoriga02さんは、イスラムの戒律に関して、誤解されているようです。 女性が、「顔を隠す」事についてですが、イスラムの戒律には、「顔を隠さなければならない」とは、どこにも書いて有りません。 マレーシアやインドネシアといった国々の女性は、顔をかくしていません。 トルコやエジプト、モロッコ、ボスニア、などは当然、さらには、イランでも、顔を隠していない人が数多くいます。 「顔を隠す」のは、サウジアラビアを中心としたごく一部の地域に限られています。 それは、イスラムの戒律ではなく、サウジアラビアを中心とした地域の風習を、イスラムの戒律と勘違いしているだけです。 「肌を露出しない」に関しても、トルコや中央アジア諸国では、女性のミニスカートあたりは、見かけます。 肌の露出に関しては、イスラム法の中で、イジューマやキャースによって規定されています。 イスラム法は、重要な物から、コーラン、スンナ、イジューマ、キャースとなっています。 イジューマは、地域・共同体の規定で、地域・集団により規定が変わるものです。 キャホスは、類推で、規定が無い時、参考とするものです。 つまり、肌の露出に関しての、イスラムとしての統一的見解はなく、その人の出生地域、属する集団ごとに、見解がかわってしまうものなのです。 同じ事は、飲酒ににも言え、イスラムでは、飲酒を絶対に禁止しているわけではありません。 コーランの中で、「酒は飲まないほうが良い」とする部分を、「飲んではならない」と解釈するか、「なるべく飲まないようにする」のか、「弱い酒ならばOK」とするのかなどの見解が生まれます。 それを、イジューマやキャースで集団ごとに、個人で、規定するのです。 一夫多妻にかんしても、コーランでは、積極的に勧めているわけではありません。 開祖ムハンマドの時代、戦いが多く、多量の未亡人が生まれてしまったため、必要悪として許したものです。 それを、後の権力者が、拡大解釈したものにすぎません。 回答内容が、質問者の要求とは異なりましたが、「女権論と、イスラム的考え方とは、対立する物ではない」という事がいいたかったのです。
- jyamamoto
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女権論者というよりも男女平等論者なのでしょうが、「性」の特性は容認しても「性」による差別はやはりいけないことだという考え方なのでしょうね・・・。 一方、宗教や風土・伝統から一夫多妻制を是とする考え方も現実に存在しますね。 それぞれに、主義主張があって相手を批判することは当然のことですし、そのこと自体は問題ではないと思います。ただし、個人の「信条」にかかることで、どちらが「正しい」という議論はむなしい議論で、やっても仕方ないことでしょう。 究極は「己の欲せざるところを相手に施すことなかれ」というのが人の道だと思います。一夫多妻制も当人たちが心から納得しているのであれば、他人がとやかく言うことではないでしょうが、もし嫌がっている本人がいるのであればやるべきではないと思いますね・・・。