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対ユーロ

ここ1ヶ月くらいでドルも円も対ユーロで急速に値を下げています。6月のEU憲法否決時にかなり下がったユーロがここに来て強くなった理由はなんでしょうか。中心国であるフランスの、最近の暴動はあまり影響していないようです。その理由もご教示いただければと思います。

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回答No.2

?ドルも円も対ユーロで急速に値を下げています? 去年の暮れからユーロ/ドルは1.348から1.168まで低下してきていますよ。ユーロ安ですよ。 ユーロ・円 ユーロ・円は、131-140の中をうろうろ。10月後半からは3円安半値戻し。このギクシャクはドル・円とユーロ・ドルの合計の結果そう見えるだけ。 ユーロ金利政策:利上げは経済発展を抑制する効果を持つため(企業の借り出しが減少するから)、欧州中央銀行は2003年6月6日に2パーセントに引き下げて以来、2年4か月以上この公定歩合を維持、今後も維持すると言明。でも中には利率をあげるといったりする銀行もあり混迷要因あり。フランスの暴動もそういったまとまりのなさが背景。 インフレ率 欧州統計局の9月の年間インフレ率はユーロ圏12か国で2.6パーセント(前月比0.4ポイント上昇)。このインフレは欧州経済の好況によるものよりも原油価格の高騰という外在的な原因に由来する。そこで、景気に水をさす利上げは(日本や中国のように)見送。でも、ユーロ圏のエネルギー効率はよくなく、原油高が痛い。エネルギーをかけてものを作っても利益が少ない構造に。一方農産物は低価格安定。ユーロがどういう経済国家を目指すのか分裂して見えない。通貨価値は相対的に魅力が薄れる。 ユーロ公定歩合 ユーロ公定歩合はインフレ率より低くなった。そして実質金利(=名目金利ーインフレ率)はマイナスになった。これに対して日本はまだデフレでしょ(-0.6% ~ -0.3%、いまの日本デフレが悪いかというとそうでもないし必要過程)。まあ、とにかく、ユーロからは資金は逃げ出す構造になっています。 なぜ日本から資金が逃げ出さない? いえいえたくさん金利の高いところに流出しています。あなたも海外投資でしょ?しかし、インフレなどで通貨価値の下がるような銀行や経済の管理の穴のあるところでは、金利を上げればある程度お金は集まってきても、切り下げや急落の懸念から、敬遠され通貨下落の危険もあります(ポンド、そして過去のポンド危機がそれ)。 付録 じゃあ、どっちの通貨価値が上昇するか?円ですよ。名目金利で動いてきた通貨の動きは変わる時期に来ています。 では 当面ユーロ売り基調でよいが、変動しやすいので要注意。

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 さまざまな角度からの指摘、興味深いです。 確かに長期スパンでみれば1ユーロ=130から140円をうろうろしているように見えます。ですが、この「1ヶ月で5円上がる」「3ヶ月で10円上がる」というのはどこに原因があるのでしょうか。ポンドのように2倍に上がるという性質のものではないようですが、裏を返せばユーロは安定しているということにもなるのでしょうね。

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  • kazi314
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回答No.1

ユーロが強いわけではありません。 ドルが強いのです。 現にユーロ/ドルは1.170を割り込んでいますし、(11/17現在)対円も119円を超えてきています。 その他、ポンドや豪ドルなどほとんどの通貨でドル高です。 これは、ドルが主要通貨であることとドルの金利が良いためだと考えています。 jojo-jojo-jojo さんなら金利が良くて主要通貨であるため多くの情報が得やすいドルと、金利が低く下がりかけているユーロのどちらを買いたいと思いますか? 多くの投資家がこのように思っているため全面的なドル高になっていると思われます。 ポンドは高金利通貨ですがインフレ情報によって急落しています。 フランスの暴動よりも上記の理由が大きいためです。 もっともドル円が120円、121円を超えてくることは投資家筋の売り圧力が多いため短期的には考えにくいです。

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ドルが強いのですか? いままで円に対してドル安だった背景にはさまざまな理由があるとおもうのですが、どうして石油の高騰、イラク戦争など政治的不信感による大統領支持率の低下にもかかわらずここにきてドルが強くなったのでしょうか。これは一時的なことで、またドル安になるのでしょうか。 まだまだ勉強不足で学ぶところが大きいです。