こんにちは。
以前のご質問にもありましたが、噛むことは仔犬の成長に必要な、ごく自然な行為です。噛まなくなることは仔犬としてありえません。反抗しているわけではないでしょう。
飼い主さんが教えるべきことは「人の皮膚を噛んではいけない」ということです。
人の皮膚や衣服に歯を当てたときには「痛い!!」と思い切って大声を出し、愛犬を驚かせて下さい。その後は素早く愛犬から離れて(他の部屋に行くなどして姿を隠してもいいと思います)、それ以上接触しないようにします。追ってきても相手にしてはいけません。また、遊びの最中に歯が当たったときにも見逃してはいけません。痛い!と叫んですぐに遊びをやめ、愛犬から離れて下さい。
指でつまんだフードを愛犬に与え、指を噛んだら痛いと叫んでフードを取り上げるという方法も効果があります。
人の皮膚に歯を当てるとイヤなこと(フードが貰えない、楽しい遊びがストップする、大きな声がしてびっくりするなど)が起こる、と認識させて下さい。
噛む行動は自然な欲求ですので、単に無視をしても効き目はありません。また、噛んだらケージに入れるなどのように、ケージを「閉じこめて罰を与える」ものとして使うことは良くありませんので止めたほうがいいでしょう。ケージはあくまでも犬の安心できるスペースとして使うほうが将来のために良いと思います。入ったらご褒美を与えたりしてケージ好きな子に育てて下さい。
噛むこと自体を禁止してはいけません。噛んでもよいおもちゃを必ず与えて、愛犬がいい子にしている時にはよく遊んであげて下さい。遊ぶときは必ず飼い主さんのほうから遊びに誘い、遊びをやめる時も飼い主さんが決めて下さい。愛犬がじゃれてきたから遊んであげたり、愛犬が飽きて遊ばなくなったから遊びをやめたりすることは愛犬の要求を唯々諾々と飲む事になりますので注意して下さい。また、いいこにしている時は撫でたり声をかけたりしてたっぷりと愛情をかけて、よくスキンシップをはかってください。
体のケアをしている人を嫌うことは良くありませんが、これはやり方がまずいせいだと思います。
目薬や耳掃除それ自体は本来犬にとってイヤなものですが、それに嬉しいことを結びつけてやると、嫌がらずにやらせるようになります。
顔に触らせたらご褒美、顔を固定させたらご褒美、まぶたに触らせたらご褒美、まぶたを開かせたらご褒美、というように、目薬を注さないときでも目薬を注すことに付随する行動をしてご褒美を与え、その行動をいいものだと思わせるようにするといやがらなくなると思います。
ご褒美なしに漫然とやっていると、ただただイヤなことをされている実感しかありません。これでは人間にも犬にもストレスになります。
犬がいやがらないことで、人はケアしやすく、犬は嬉しい、となるほうがいいですよね。
耳掃除は、耳あかが溜まりやすいなど特に必要ある場合を除いてしないほうがいいと思います。綿棒などを入れることで耳の粘膜や鼓膜を傷つける危険性があります。ただ、いざというときのために、同様に押え付けて耳に触ることや耳に何か(脱脂綿やガーゼを巻いた指など)を入れることを嫌がらないようにしておいたほうがいいでしょう。耳を傷つけないように注意して下さい。
愛犬に与えるご褒美は食べ物がわかりやすいですが、食べ物と一緒に必ず褒め言葉やボディタッチを併用して下さい。褒め言葉やボディタッチ単体のご褒美としての価値を上げることが出来ます。
日中ずっと一緒にいるのであれば、工夫次第でご主人に負けないくらい愛犬に「気持ちいいこと」「嬉しいこと」をたくさん与えてあげられますよ。
2ヶ月の犬はまだ赤ちゃんで、頭脳も発達途中です。少しずつ順に、根気よく教えてあげて下さい。
お礼
たいへん細かいご返事ありがとうございます。 >噛んだらケージに入れるなどのように、ケージを「閉じこめて罰を与える」ものとして使うことは良くありませんので止めたほうがいいでしょう。 ペットショップや、他サイトから、皮膚をかんだら、叱ってケージに戻すとよい、とのご助言を頂き、実行していました。今日は、その場を立ち去るようにしました。様子を見計らって、目の前に現れると、また服や手を噛んできます。。。 繰り返していけば、やめていくのでしょうか?? 回答zりがとうございました。