Pentium M 780となると最上位である2.26GHzですか・・・最高峰ですね。
Pentium4で例えればPentium4-660(3,6GHz)に匹敵する性能を発揮するケースがあるでしょう。ただ、平均すれば640~650ぐらいの性能に落ち着くかと・・・(3,2GHz~3,4GHz)
ちなみに、Pentium4より圧倒的に優れた性能を発揮するのは、x86の純粋な命令処理です。特にALU(整数演算器を使う処理)に強くオフィス処理、オフィスマクロなどは高速に処理できます。データ処理ですね。まあ、パソコンが元々こなしていた得意分野が強いのです。
また、3Dゲームなども主にALUを使うため速くなります。
逆に苦手なのはマルチタスク処理やマルチメディア命令となるSSE命令セットを用いる処理になります。具体的には動画像処理、音声処理など近年になって需要が増加し現在家庭用のパソコンで主に行われる作業は上記のPentium4のクロックに劣るでしょう。ただし、同じ周波数のPentium4-2,2GHzに比べれば例えHyperThreadingがPen4にあったとしても高速になります。
ちなみに、動画のエンコードはクロックに比例するわけではありませんのでご注意を・・・(以下は暇なら読んでください)
Pentium4はそもそもマルチタスクを重視して設計されています。その中にSSE(Streaming SIMD Extensions)命令セットを改良しPentium4に最適化したSSE2を搭載したのです。これをNetBurst Micro-Architectureといいます。
動画などのエンコードは負荷が高く、演算も複雑なものが多いのが特徴で、これらの処理にはSIMDを使うことが多いのです。また、マルチタスク処理も多用されます。Pentium4が登場した当時こういう使い方が増えるということからそれらを意識して開発したのがこれで、それ故に最もPentium4が得意とする分野を簡単に他のプロセッサが抜くこと出来ないのですよ。
それが今でも動画の高速化に繋がります。ソフトの大半がマルチタスクである映像処理ソフトではPentium4に軍配が上がるのです。ただ、ノート用時期主力となるYonahプラットフォームでは、DualコアとSSE3命令セットの搭載によってマルチタスクへの対応も一気に進みますので、これらの欠点もほとんどPentium Mの後継が克服することになるでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 partsさんは専門家なんですね。さらに難しい単語が出てますが・・・。 今までの回答を合わせますと、PentiumMはかなり高性能なCPUであることが分かります。 回答しだいでは無理してでも換装してみようかなぁ、なんて考えてました(^^;)