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方位学について
方位学が日本に伝わったときに日本風にアレンジされる前の、中国本来の方位学について知りたいのですが、かなり複雑なものなのでしょうか? 良書やその方面の権威など、知っておられる方、教えてください。 初心者向けの本なんてなさそうな気がするのですが、なるべくわかりやすい本があったらありがたいです。 このサイトのある方の回答で、個人を見る場合、四柱推命と方位学の両方を用いないといけないとあったので、かなり難しいのかなという気はしてるのですが。 あと、方位の本を見てやってみるとほとんどが凶方位になってしまいます。どうしても凶方位に向かって大きなアクションを起こさなければならない場合に、回避する良い方法はないでしょうか? それとも、これは「食べ過ぎたら太る」と同じレベルのことで、「食べても太らない方法はないでしょうか?」と言ってるのと同じことなんでしょうか…。 長くなりましたがよろしくお願いします。
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>方位学が日本に伝わったときに日本風にアレンジされる前の、中国本来の方位学 これはおそらく奇門遁甲のことだと思います。しかし、原書名は忘れましたが、日本に伝わった当時、原書の内容自体が非常に難解で、理解できる人がいなかったと聞いています。そのため、日本風に独自にアレンジしたものが広まったように記憶しています。 ところで奇門遁甲ですが、現在では、奇門遁甲にも様々な流派が存在しています。そして、それらの説く内容や結論も、それぞれ異なっています。 奇門遁甲を体系的に書物にまとめたのは、三国志で有名な諸葛孔明とされています。しかし、その諸葛孔明がまとめたものを、孔明から国の後事を託された姜維は、その内容のあまりの恐ろしさから書物として残しておくことで人々に広く知られることを恐れ、焼き捨てたとされています。そしてその後、真伝とされる偽書が多く出回り、日本に初めに伝わったのもその一つとされています。 現在の各国の奇門遁甲事情に関しては、 『活盤奇門遁甲精義』/高根黒門著/東洋書院/3,800円+税(2002年当時) をご覧になれば、おおよそのことはお分かりになるのではないかと思います。 syumonさんがおっしゃる考え方、『四柱推命』と『奇門遁甲』の両方を用いなければならないという考え方も、確かに存在します。私が知る限りでは、武田考玄氏がその考えに基づいた本を出版されていたと思います。 この武田氏の考えに基づいた場合、武田氏の『四柱推命』をマスターした後で無いと武田流の『奇門遁甲』を使うことが出来ません。気学と同様、個人によって吉方・凶方が異なることになるからです。 そして、韓国における奇門遁甲も、個人差にはかなり詳細な検討がなされたものになっているようですが、その判断方法はかなり複雑なようです。 それに対して、中国に伝わる奇門遁甲の多くは、あまり個人差に重きをおきません。そして、確か韓国でもそうだと思いましたが、奇門遁甲は方位術としてだけ用いるのではなく、推命術としても雑占(日々の細々としたことを占うもの)としても用いられています。 方位術と推命術を完全に分離して考えているのは日本独自の考えと言っても良いくらいで、実は、方位術も推命術も、使い方や見方が異なっているだけで元は同じものと考えられます。 >どうしても凶方位に向かって大きなアクションを起こさなければならない場合に、回避する良い方法はないでしょうか? 推命術と方位術とが同じものと知れば、推命術に長けた方なら直ぐにお分かりになると思います。つまり、それぞれの方位の吉凶その他の象意は、時々刻々変化しているのです。もっと具体的に言えば、同じ日であっても時間が変われば変わるのです。 そして、方位効果を生じさせるためには、時間の象意と方位の象意が合うように用いない限り特定の効果は生じません。通常は、それぞれがバラバラの象意を有している場合がほとんどの上、それぞれの象意は時々刻々変化しています。そのため、良くも悪くも、特定の効果を生じさせた上でその効果を持続させるなどということは、転居を含め日常生活を送る上では、よほどの偶然が重ならない限り無理なのです。 つまり、いつどこに行こうと、何をしようと、良くも悪くもご自分が本来持っている「命」に従った事象が発生するだけで、方位による特別な効果が生じるというようなことは、ほとんどありません。ですから、気学などで言われている今年の凶方位などというのは、気になされなくて良いと思います。 せっかく興味をお持ちになったのですから、これを機に様々に研究なさってみるのも良いのではないかと思います。がんばって下さい。
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- syumon
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もともと方位学は、他のところでも書きましたが、550年頃百済の僧観勒が日本にもたらした「暦法」「天文地理書」「奇門遁甲」などの「奇門遁甲」に記されていたものと言われています。 確かにおっしゃられているように、四柱推命を理解できなければ方位学は使用できません。しかし、NO1さんが言われているように、運送業者の方々はどうするのでしょう(笑)。 方位で毎日をおろおろと過ごすことは無意味です。それは一時期、天中殺の日だから今日は会社を休む、といった考えと同様で、社会に害毒や誤解を撒き散らす考え方でしかありません。 小生自身、方位を使う場合は、当然本人の四柱を理解したうえで、積極的な開運のためにしか用いておりません。また、使える方位は本当に少ないものです。 引越しも大きな人生の節目でありますが、あまり方位にこだわった生き方は、その生き方自身に問題があると思っております。それよりも、住んでいた場所に真摯に感謝し(そういえばそんなCFもありますね)、今度住まわせてもらう場所に感謝することのほうがより重要なことだと思うのですが・・・。 方位には拘らないことです。四方八方、神の守らない場所はひとつもありません。
お礼
ご回答有り難うございます。実はsyumonさんが他の方の回答をされているのを見て、私の買った初心者用の占い本は意味がないのではないかと思ったのです。 おっしゃられているとおり、方位は気にしないことにしました。 「気にしないことにする」と決める上でも自分の納得した理由で決めようと思い、少し深く調べようと思いました。でなければ、何か自分が不安になったときにまたはっきりした理由もなく同じことを気にしてしまう恐れがあると思ったからです。 ありがとうございました。
- jameskun
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南極に住め。 もちろん >「食べ過ぎたら太る」と同じレベルのこと です。 信じる、信じない程度の問題だと思います。 それなら、配送が職業の人達はどうすればいいのでしょうか?
お礼
たいへん詳しいご回答ありがとうございました。これだけこの方面の知識のある方が”方位による特別な効果が生じるというようなことは、ほとんどありません”と言われているのだし、やはり私も気にしないことにしました。 大変心強く感じました。 昔の人は様々な方法で世界を捕らえようとしたのだなと、改めてすごいなと感じました。 ありがとうございました。