はじめまして。
「外付けハードディスク」自体が壊れやすいのではなく、(当たり外れも勿論ありますが)中に入っているIDEハードディスクの耐久性に問題があると考えます。
SCSI規格のハードディスクは、現在もサーバーなどで使われていますが、SCSIは信頼性・機能性・拡張性などを配慮した設計でした。
一方IDEは、ハードディスクをもっと広く手軽に安価に利用できるように作られた規格です。
大体1日当たりの使用時間が 8~10時間程度でアクセス頻度が比較的少ない使用環境を想定した設計です。
最近のIDEは昔に比べて、耐久性に関しては進歩しているところもあるかもしれませんが、基本的に上記の設計思想からして、飛躍的に耐久性が向上しているとは考えにくいです。
平均故障間隔時間(MTBF:mean time between failures)という尺度があります。
故障するまでの稼働時間ですが、SCSIハードディスクは約120万時間、IDEハードディスクは約60万時間と、2倍程度の差があります。(多少データが古いので最近のものは当てはまらない機種もあるかもしれません。)
逆に言えば、その分安価に入手できるというメリットもあります。
「すぐに壊れる」・「飛びやすい」等の声が多く聞こえるということは、それだけ「売れている商品」だという見方も出来ます。
いずれにしても、消耗品だと考えて割り切って使用されれば、有効に使えると思います。
ハードディスクにしても、CD-R/DVD等にしても、完全なメディアなどというものは存在しません。常にクラッシュの危険はつきまといます。
常に二重三重の予防策を講じて置かれる事をお勧めいたします。
ご購入希望の商品に対する直接の回答ではありませんがご参考まで。
お礼
とても詳しい解説をしていただき、有難うございます。 非常に参考になりました。 IDEやSCSIは聞いたことがあるだけでしたが、こういった違いがあったのですね。 やはりSCSIとなると値が張るのでしょうか。 週末あたり、秋葉原に行っていろいろと探してみます。 いずれにせよ、バックアップは頻繁にとるようにしたいと思います。