バイク仲間の会話は、「言葉」がすべてではありません。
すれ違う見ず知らずのライダー同士が交わす「ピースサイン」。
最近のライダーの中にはダサいといって無視する人が増えましたが、バイクツーリングの楽しみの一つを放棄しているようでとってももったいないです。
実は、熟練したツーリスト同士がピースサインを交わすときには、もう一つやり取りしているものがあります。「目線」です。
目で合図を送ります。
「やあ、こんにちは」「元気に走ってる?」などの挨拶系から、「この先危険!、気をつけろ」などのアドバイスなどを、目で訴えます。
必ずしも正確に伝わるとは思えませんが、当たらずとも遠からずです。
結構役に立つことがあるし、無表情にすれ違うよりも、どれだけツーリングの楽しみを増やしてくれているかの効果のほうが大きいです。
さて、前置きが長くなりましたが、バイクに乗っている間くらいは「目」で会話しませんか?
目で会話できなくなったら、路側帯に停車すればよいのです。車と違ってバイクのメリットの一つはどこででも交通の流れに迷惑をかけることなく停車できることです。
もちろん、通行量の多いところは避けるべきですがちょっとした避難帯などで気楽に止められます。
停車して会話できないほどあせっているツーリングでは、楽しめないでしょう。
私は、少々昔まで、ツーリングクラブに属してリーダーをしていたことがあります。
二・三人の小規模ツーリングから、50台以上の大規模ツーリングまでいろいろと先導しましたが、トランシーバーに頼ることはしませんでした。
バイクの楽しみに「面倒くさい」ということがあります。
楽に移動したかったら車に乗ればよいのですが、車にない開放感を求めてバイクに乗るのだから、バイクの持つ面倒くささも楽しみの一つにしてしまう大らかさが必要だと思います。
会話の不自由さもその一つです。トランシーバーがあれば走行中にも会話ができますが、トランシーバーの操作に気を使わなくてはならなくなります。
バイクの走りそのものが、楽しめなくなります。
私はいつでも「目」と「手振り」だけでした。これだけで数十台の仲間の統制が大体取れていました。
時には勘違いされて、数時間も探し回る事態になったこともありましたが、それはそれで思い出に残る事件として楽しめます。
私は「目」と「手振り」をお薦めしたい。
お礼
おっしゃる通りだと思いました。 車とは、違う良さを私は,バイクに見つけました。 雨、風、寒さ、暑さ、ぜ~んぶ 体にうけ それでも バイクが好きと思いました。 会話の出来ない不自由さも バイクなんですよね。 「目」と「手振り」で意志の疎通をはかってみます。 貴重なアドバイスありがとうございました。