わしじゃよ。どうなされた。なんと血液の働きじゃと?
わしのひいじいさんに、子供の頃聞いた話じゃが、・・・
血液の仕事はたくさんあるそうじゃ。
1、肺で受け取った酸素を、体中に運んであげること。
2、腸で吸収した栄養を貯めておくこと。栄養を必要とするところに運んであげること。
3、体内で発生したいらないものを、捨て場所まで運んであげること。
4、身体の状態を一定に保つ(恒常性)ために人知れずがんばっているのじゃ。
血液は何でできているのじゃろう。
赤血球・白血球・血小板・血漿。
赤血球は酸素を運ぶという大役がある。
白血球は身体に入ったバイ菌君と戦ってくれる。
血小板はケガをして破れた血管に集まって、出血を止めてくれる。
大まかな働きはこんなもんじゃろう。えっ?子供でもそんなことは知っている?もちろん、わしが子供の頃聞いた話じゃといっておるではないか。
さて、血液が血管の中をどのように流れているかである。1、を例にお話ししよう。
心臓から酸素を持った赤血球が流れる血管を、動脈という。かけっこをすると足の筋肉がたくさん酸素を必要とするので足の筋肉に血液がたくさん送られて、酸素を補給するのじゃ。
酸素を送り届けた赤血球は静脈という血管に入り、肺に帰ってくるのじゃ。
息を吸うと、肺が膨らむじゃろ。このとき、静脈で帰ってきた血液が肺の血管に送られる。血液中の赤血球は膨らんだ肺から新しい酸素を受け取り心臓から振り出しにもどるのじゃよ。
動脈は心臓というポンプがあるが、静脈はどうやって肺に帰ってくるのじゃろうか。
デパガの女性など、じっと立ったままの仕事の場合、足がむくむ。足をぐりぐりしたり、アキレス腱のばしをしたり、足踏みをすることで、筋肉がポンプの役割をして血液を送るのじゃ。また、静脈の先っぽの方には逆流防止弁なるものも装備されている。便利な世の中になったものじゃ。
血液だけでも電話帳ぐらいの本を読まんといかんぞい。
解りやすく?時間がない?無理を言うでない。
お礼
分かりやすく教えていただきありがとうございます。もっとたくさん勉強して頑張ります。