結論から言いますとあります。
本来は、各お店が使用しているメーカーのコントロールストリップと呼ばれるフィルムを定期的に現像処理をした後、専用の測定器にかけて処理の状態を確認することにより品質を一定に保つようになっています。測定値から現像処理する薬品の状態がわかるので問題があればそれを参考に補充をしたり交液をしたりする訳です。
このコンストは意外に高く、いい加減なお店だと買い渋ってまともに処理をしていないのも現実です。現像処理が、一定以上の本数を上回っていれば処理液は安定しているのですが、極端に処理本数が少ない場合は劣化が早くなります。メーカー直営の店舗であれば信頼の問題もあるのでまず大丈夫でしょう。しかし、それ以外の個人のお店やラボでは気をつけたほうが良いかと思います。はやっていないお店は×です。また、某クリーニング系列の現像所も管理がでたらめとの話をメーカーの方からきいたことがあります。特に現在は、デジカメが主流になりフィルムの現像そのものが減ってきている世の中です。規定ベースをこなし続けられるお店はほんの一握りではないでしょうか。この部分は、聞いても話してくれないでしょうし、現状を知ることは難しいのが本音です。
大切なフィルムであれば、メーカー系列で大量にフィルムの処理をしているラボに任せるのが一番です。それですら、ばらつきがある(基準内で)のが現状ですので。
他店で現像されたから、色が出ないんですよ…というのも現像処理液の品質のばらつきが大きな原因のひとつといえます(プリンターの設定、処理液もある)。基準内で処理されたものはいいのですが、大きく外れるとカラーバランスの崩れ、階調の変化、保存性の劣化などいいことはまったくありません。そのように処理されたものは再生不可能になってしまいます(デジタルでコンピュータ処理すれば戻せる場合もありますが…)。おかしなお店の場合は、時によって色の傾向がかわってきますので要注意です。
ご参考になったでしょうか?
お礼
なるほど、お店によってどころか、1日の内でも変わってくるとは思いませんでした。 色見本として添える等の知恵ありがとうございます。使わせて戴きたいと思います。