日本人は、お酒による失敗には寛容な国民性をもっています。
(「まあまあ、酒の席の上のことですから」とか「今日は無礼講だ」とか言って羽目をはずしたり、はずすことを許す考え方に現れています)
ですから、飲酒運転についても、単に「酒の上での失敗」としか考えていない人が多いと思います。
たしかに、飲酒運転の罰則は強化されましたが、諸外国と比較してもそれほど厳しいものではありません。
たとえば、グアムでは、飲酒運転には非常に厳しく、飲みかけのアルコール類を車内に置いてあるだけでも罰せられます。飲酒運転の場合には48時間の拘留、車は没収、$3,000.00以下の罰金、公共施設では強制労働が、たとえ旅行者でも課せられます。
日本のように、お酒の失敗に寛容な国民性を持っているのであれば、厳しい罰則をもって対処せざるを得ないでしょう。
飲酒運転は、はっきり言って故意犯ですから、相応の処罰があってしかるべきだと思います。
私自身、飲酒運転をすれば、免許取り消し、自動車没収、そして罰金100万円程度がいいと思います(実刑を厳しくしても、初犯であれば執行猶予になるので、罰金と自動車の没収のほうが実効性があるとおもいます)
同時に、酒を飲んで運転しにくいような環境つくりも必要でしょう。
そもそも、駐車場のある居酒屋なんてあること自体、おかしいですし、駐車場のあるスナックなんて、確信犯的な存在でしょう。
(居酒屋の言い訳「店には飲まない人もくる」と言っているが、居酒屋はあくまで酒を飲むための場所であるので、そんな言い訳は詭弁にしかすぎない)
そして、罰則の強化と同時に、飲酒運転に対する罪悪感を植えつけるような施策も実施しなければなりません。
飲酒運転による交通事故や、その悲惨さ、家族に対する影響について、あたかもそれが自分の問題にとらえることができるようにしなければなりません。
ドライバーは、運転免許を取るときしか、教育を受けませんが、せめて運転免許の切り替えのとき位は、飲酒運転についての、リアリティあふれる番組を視聴させる機会を設けるべきだと思います。
交通事故現場の写真を見せて、飲酒運転の怖さを常に認識させることもいいかもしれません。
飲酒運転=悪であるとの認識を持つようにしなければ飲酒運転はなくならないでしょう。
あと、自動車メーカーも飲酒運転を撲滅するような技術を作るべきです。
いずれにせよ、交通事故は被害者、加害者双方にとって悲惨なことです。
特に飲酒運転によるものであれば、被害者にとっては単なる交通事故として捉えることができないほど大きなショックと怒りを覚えることを私も今回の回答を書いているうちに再認識して、ハンドルを握ろうと思いました。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 飲食店の人は、「厳しくすると客足が遠のく」「アルコールの売り上げが減る」と嫌がりそうですね。 でも、「その店で飲んだお客さんが飲酒運転したら店長も同罪」という法律ができたらいいかもしれません。