再度の登場です。
体積に対する表面積の比と書くと難解かもしれませんね。
人間で解説しますね。人間の体で冷たい場所ってどこでしょう?
答えは「耳」ですね。耳の温度がどうして低いのかというと
生物学的にはどうのこうのという説明もありますが、
簡単に説明すると耳の肉が少ないからなんです。
つまり、お肉に対して皮膚の割合が大きいから他の部分より
熱放出が激しく、冷えてしまうということなんですね。
大人と子供の身長と体重を比べてみましょう。
子供の体重の倍の大人はたくさんいますが、
子供の身長を1mとしても大人の身長が2mというのは滅多に
いません。つまり、子供の方が皮に対して肉が少ないと言えます。
これを、熱をお金、皮膚(表面積)を会社、組織(体積)を会社員で
例えてみましょう。大きい会社であれば受け取る金額は小さい会社に
比べて多い。でも、大きい会社には小さい会社よりも多くの社員が
勤めているので一人当たりの配当金は小さい会社の社員よりも少ない。
逆に会社が負担金を強いられた場合。小さい会社の社員は大きい会社の
社員よりも多く分担しなければならない。つまり、小さい会社の
社員のお金は潤いやすいけど損失も激しい。
そんなわけで、子供は熱を放出しやいし、また吸収しやすい。
大人と比べて、室内と屋外での寒暖差の影響を受け易いため、
体温調節が難しく風邪をひきやすいということなんですね。
「子供は風の子」というのは、外で動き回るということ。
大人の快適は子供には暑すぎる屋内。外にいることで屋内での
温度上昇を避ける効果と動き回ることで体温を上昇させる効果とで、
屋内にいるよりも体温が一定に保たれる効果があるというこです。
正確には「体重に対する表面積の割合が広い」なんですけど、
前にも書いたように生物の活動は皮膚じゃなくて組織。
そんなわけで専門家の人達は体重との関係を省略しちゃうんですね。
お礼
返事が遅れて、すみません。 本当にありがとうございました。これだけ丁寧に答えて頂いて、とってもうれしいです。 これで、子供が何故、同じ布団に寝ていても暑がったり、同じ時間外で遊んでいても、肌がとっても冷たかったりと言う疑問が解決できました。例えも上げていただき、分かりやすかったです。 本当に、回答、心より感謝申し上げます。