ポラロイド類の最大の問題は“現像工程をどうするか”です。
インスタント写真には2種類ありますが
そのうちの「引き剥がしタイプ」のものでしたら
少々高価ですが市販の「ポラバック」を利用すればいいでしょう。
撮影済みフイルムを取り出す際に
ポラバックの出口で現像液が湿布されるような仕組みになっています。
パックの価格は4×5判で2~5万円です。
ただ、このタイプのポラフイルムは露出が厳格ですから
ピンホールレンズの明るさ(口径、フランジバック等)を把握していなければいけませんし
それと同時に「露出計」も必要になります。
インスタントフイルムでピンホール撮影をしている人は
たいていこのタイプの8×10位の大判フイルムを使っているようです。
装着そのものは遮光さえできればあとは簡単です
(って、まあ、その“遮光”が難しいんですが・・・)。
フイルムの平面性はポラバックに依存するしかありませんが
元々プロ向けのものですから、一定の基準は満たしているはずです。
また、そもそもパンフォーカスですから
ピンホールレンズとの平行度はそれほど気にしなくてもいいはずです。
●
もう一つの、いわゆる「撮影後にスッと出てくる」タイプのものは
露出はそれほど厳格なものではありませんが、
フイルムを排出する仕組みをカメラの何処かに組み込まなければいけません。
その機能を持った単独のフイルムバックは市販されていないと思いますから
ポラカメラの現物を犠牲にして分解するしかありません。
あまり現実的ではなく、誰にでも出来るものではなさそうに思います。
お礼
早速のアドバイス、ありがとうございます。なかなか簡単にはいかないということがわかりました。空き缶を使い、印画紙を貼り付けるタイプの物は以前作ったことがありましたが、今回は子どもたちのグループで遊びとして企画しようと考えました。本来ならば現像も体験させて、画像が現れてくる感動も伝えたいところなのですが、その環境と道具がそろわず、また、すぐその場で見ることが出来れば…と、フィルムも使わない方法を考えました。 あまり資金もないので…。少々考えてみます。 ありがとうございました。