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高校野球改革
暴力事件など不祥事続きの高校野球。 これだけ不祥事続きなのに同じことが繰り返されています。 美談は報道されるのに不祥事は報道されません。 「高校野球は今後こうあるべき」「改善すべき点」についてお聞きします。 「不祥事はなぜ続くか」「マスコミの追求がいい加減」の理由も知りたいです。
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学校現場の事情をよく知っております。監督が選手を殴ったり、部内でいじめやしごきがあったりするのは、つまるところ勝利至上主義の考え方から来るもののように思います。 野球に限らず、どんなスポーツでも、勝てば学校あるいは個人の名誉になり、上級学校への進学や就職、あるいはプロ入りに際して大金が動く、などの結果をもたらします。勝つためには手段を選ばず、休日もほとんどないような過酷な環境で猛練習させたり、県外から奨学金名目でお金を積んで選手を連れてきたりすることへの批判も多くあります。 指導の名目での暴力行為や、閉鎖的な環境での選手同士のいじめやしごきも、その流れの中で起こることでしょう。明るみに出る不祥事はごく一部です。 学校のクラブ活動を徐々に縮小し、地域のスポーツサークルなど、いわゆる社会体育の分野へ移していくのも一つの方法と思います。 少なくとも、地元以外からの選手を制限したり、休日の確保や練習時間の短縮など、高野連や文部科学省などの上部団体が音頭をとって申し合わせを徹底し、勝つために手段を選ばずという風潮を排除していくのがまず第一歩ではないかと思います。
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- kasabian
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せっかくの機会ですので、あえて皆さんと違った切り口で論じてみたいと思います。ちょっと本題からずれるかもしれませんが、ご了承下さい。 日本は欧米に比べ、スポーツで大きく遅れを取っています。その一番の原因は、地域のスポーツクラブの存在です。ヨーロッパでは様々なスポーツで、プロを頂点としたスポーツの組織が存在し、その底辺には子どもたちを対象とした地域のスポーツクラブが存在します。そこでは、一流の指導者に指導を受け、将来プロで活躍することを夢見て練習に励んでいくのです。子どもの頃から一流の指導を受けながら、高い目標を目指して頑張っていくのはとても素晴らしいことだと思います。 しかし、日本ではこのような組織はほとんど見られません。サッカーぐらいですよね。他の多くのスポーツでは、学校の部活が地域のスポーツクラブの代わりを果たしています。野球に関して言えばリトルリーグやシニアリーグがありますが、それも中学までで、高校に入れば部活で野球をやるしかありません。そこで、立派な指導者のいる学校を選ぶことがいけないことなのでしょうか。地元に環境の整った学校がなければ、他県の環境の整った学校へ進学することも必要なのではないでしょうか。確かにスポーツの強い学校は、お金のためにスポーツに力を入れているのかもしれません。しかし、目的は何であれ、前途有望な子どもたちに素晴らしい環境を用意することは、私はとても良いことだと思います。そして、本気でプロを目指すような子どもには、素晴らしい環境の中でスポーツをさせてあげたいと思っています。 他県からの選手が多い高校を応援したくない、という意見をよく聞きますが、野球が上手になりたくて、親元から離れて知らない土地へやってきて、本気で野球に取り組んでいる高校生を応援できないのはなぜですか?そんなことより、出身地がどこか、ということの方が大切なのですか? 日本では、勝ちにこだわることが良しとされない風潮がありますが、それが本当にスポーツの正しい姿なのでしょうか。ヨーロッパのスポーツクラブでは、子どもの頃から勝つためのスポーツを行います。それが本来のスポーツの姿なのではないでしょうか。本気でスポーツに取り組んでいたら、勝つことがどれだけの価値を持つのかがわかるはずです。 部内で暴力などが行われているのは、勝利至上主義とは全く関係ありません。勝利至上主義といきすぎた指導とは全く異なります。暴力を振るってしまうような体質をもっているかどうかが問題なのです。勝利至上主義より、年功序列という日本古来の伝統の方が影響を強く与えていると思いますが。 高校野球だけ、不祥事が取り上げられていますが、これは本当に正しい報道なのでしょうか。高校球児だけが暴力や喫煙に対し、より厳しい追及を受けているように感じますが、これが教育上正しい姿であるとは思えません。高校生の暴力事件や喫煙は、それが良いかどうかは別にして、決して珍しい出来事ではないですよね。しかし、それらが全て報道されるかといえばそんなことはありません。どうして高校球児の事件だけ報道されなければいけないのでしょうか。この問題は、高校野球に限らず、高校の生徒指導の問題として取り上げられるべきなのではないでしょうか。少なくともマスコミが興味本位で追求するような問題だとは思いません。 長文、乱文、失礼致しました。
- kunmie
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・暴力、喫煙、飲酒、万引き等どんな理由があれ決して許されるものではありません。しかし、まだ高校生です。過ちはあるでしょう。だらかといって、絶対許されるものではありませんよ。 ・あんなにマスコミにヒーローとして取り上げられたら、気持ちがおかしくなって当然です。まして、まだ高校生です。大人だってつい勘違いしてしまうでしょう。 ・マスコミは広告収入、視聴率に流れすぎています。朝日新聞やNHKがいかに興奮しようとも、もっと批判的な、冷静なマスコミがあってもいいはずです。どの新聞もTV局もどこが主催者か分からない報道です。 ・私たちは、周りに影響されず自分で判断すればいいのです。血と汗と涙に一人静かに感動すればいいのです。あるいは、なんだ、何が郷土の代表だ。ほとんど他県出身の高校生じゃないかと一人静かに冷めた目で見ればいいのです。 ・何か話は違いますが、某TV局で24時間やっているチャリティー番組を思い出してしまいます。炎天下あるいは寒空の下で大声を出して募金を呼びかけている人には目もくれず、TV局主催となるとタレントに頑張ってくださいなどと募金しています。別にTVじゃなくても自分でボランティアに参加できる機会はたくさんあるはずです。なんでみんなそんなにミーハーなんだと悲しくなってしまいます。何が言いたいかというと、私たちも上っ面だけで周りに踊らされるだけじゃなく、自分で考え判断することが大事なんだと思います。私たちがもっと成熟すればきっとマスコミももっとまともなものを取り上げてくれるはずです。
- mustapha13666
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#1の方に同意です。額面的には「学校教育の一環」であるにもかかわらず、実際には「勝利至上主義」的傾向が強いという部分である種の“歪み”が生じてきているのだと思います。普通に考えれば相容れないはずの2つの要素が“ごちゃ混ぜ”になっている訳ですからある意味当然のことです(しかしながら学校教育の場から“競争原理”を全て排除しろといっている訳ではありません)。 これまでの日本は「1億2千万」という人口を抱えるに相応しい成果をスポーツの面でも一応挙げてきたと思います(「専門家」にいわせたら“もっと出来たはず”ともなるのでしょうが…)。しかしながらこれからは「少子高齢化社会」です。長嶋茂雄・王貞治・イチロー・松井秀喜・釜本邦茂・中田英寿・北島康介・宮里藍・福原愛らのような優れたスポーツ選手、アスリートたちを引き続き生み出していくためにはこれまでのように単に“偶然”を待っているのではなく(国・社会全体としての)相応の「システム」構築が必要となってくるでしょう。いかなるスポーツであれ、国際的に通用する優れた選手、またはその存在によってさらに花開かれるであろうスポーツ文化の充実を図りたいならばそれらを生み出す土壌として特に青少年に対する育成機関の充実を推し進めていかねばならないのです。 いわずもがな野球だってその例外ではありません。これまでのように学校教育などの場に頼るのではなく、現行では大きな障害ともなっている「ドラフト制度&協約」までも見直して、プロ自らが育成に率先して携われるような環境を整え、サッカークラブのように「ユース・システム」を新たに創造していくべきだと思います。
お礼
皆様ありがとうございました。 選手をかき集めて社会のモラルすら教えない、野球漬けの状況が問題ですね。年功序列の問題もいびつなものと思います。