>>国債と株の動きが、同調するらしいです。
金利裁定取引のエッセンスを書いているでは?
国債はリスクが小さく金利が低い。
株はリスクが大きい代りに金利(配当利回り)が低いが
値上り益を期待出来る。
大口の機関投資家は利回りで比較して投資先を選ぶ傾向が強いので
国債の金利りが下がり株式の配当利回りが上回れば
国債から株に乗換える。
国債の金利が上がれば株式市場から国債市場に乗換えると言う具合です。
これは理論的ものと過去の統計などから出ていることです。
最近の例を上げると、年末年始頃に米国の利上げに観測から
株式市場が下げた事などです。
金利が0.25%動くとどのくらいの金額がシフトすると言った
公式など存在しません。長い期間で見ると金利の高い
ところへ
資金が集る事は間違いないことです。
しかし、グローバルマネーと呼ばれる資金は一国に留まっていません。
米国金利が上昇すれば米国より低い国から資金が流入すると言う
具合です。流入した資金は国債などの債券市場にも株式市場にも
入ります。そうなると、債券だけが買われる訳ではなくなり
金利上昇=株価の下落には結び付き難くなります。
この様に、金利・株式・為替と将来の経済予測など多岐に渡る要素が
絡みあい各市場の相場が形成されます。
外貨準備が脆弱で海外との資本取引(資金の流れ)に制約を設けている
国ではグローバルマネーの影響を受けないので金利の動きに左右される
傾向にあるとも言えます。それでも、景況感で株式は変動するので
単純に連動するとは言えません。数ヶ月や年間の平均で見て解るか
どうかだと思います。