大量募集、とはいっても、高度経済成長期ほどの大量募集ではありませんね。
あまりにもせまき門といわれた10年位前からすればちょっとは多くなりますが、質の低下を防ぐためにも一気にたくさん採用するわけではありません。
もともと今定年になられる方は、高度経済成長、ベビーブームの頃に採用された方々ですので、少子化の進む今は、たくさん定年になる方が見えても、その分補充しなければいけないと言うことはないからです。
ただ、30人学級を導入する関係で採用数は増えてきています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが・・・
私が思う、小学校教員の資質とは・・・
◆まず、明るい性格である事。
子どもは繰り返し繰り返し失敗や過ちを繰り返します。
前のことをくどくど言うような教員は子どもの相手として不向きだと思います。
◆労を厭わない性格である事。
小学校は、教科書だけを使ってその通りに授業をするだけではダメだと思います。
興味関心を持たせ、のばすためには色んな実験をしたり、発展的な工作をしたり、観察に出かけたり・・・。習熟を図るためにプリントを用意し、添削し、個別に指導することも大切です。
◆広い視野から価値を見出せる人間。
子どもにはいろいろな性格がありますが、よいところを拾ってはぐくんでいく事が必要です。
欠点を直していくことよりも、よいところを見つけてのばしていく事が大切です。たとえ欠点だらけの子でも、その中にのばすべき価値があるところを見つけられること。
(たとえば、何かと時間がかかり、集団行動に間に合わない子でも、友達や生き物に優しいとか、片付けができるとか)
◆前のともかぶりますが、広い視野で、子ども全体を見て指導ができること。
手のかかる子にどうしても時間をとられがちですが、自分の担任する子は、全員一人一人を伸ばしていかなければなりません。たとえおりこうにしている子でも、先生に見てほしいという気持ちはみんな同じです。
学級崩壊は、問題の子がいるから起こるのではなく、問題のいる子に手と目をかけすぎて、他の子を放置しすぎてしまうがゆえに学級が崩壊するのだと思います。
手は、2本しかありませんが、他の子たちもみんな同様に「目」をかけてあげることが大切だと思います。
◆最後に、子どもたちの安全を守る事もとても重要です。そのためにはあらゆる場面を想定する予想力ともいうべきものが必要だと思います。
体育での器具の準備、片付けに危険はないか、教室に危険はないか、登下校時に危険はないか、休み時間に子どもたちが何をして遊んででいるか、・・・先手を打つことが大事です。
資質、といわれてぱっと思いつくのはこんなところですが、やっぱり一芸に秀でた先生はいいですね。
歌やピアノが上手とか、サッカーや野球がうまいとか、絵が得意とかだと、子どもの心をつかみやすいですし、毎日も楽しいと思います。
思いつくままに書いていたら大変長くなってしまい、失礼しました。
お礼
kan_y_さん、貴重なご意見をありがとうございます。