DVは家庭用ビデオ規格では高画質の部類です。これをDVD-Rにする時点で、相当の画質劣化があります。記録方式が全く異なるからです。画質をそのままでDVDにすることは不可能です。
まず、DV端子を使った編集だと、パソコンに無圧縮でDV信号がとりこまれますが、10分で2GB以上。とんでもなく容量を食います。ムービーメーカーではいけません。DV編集専用の「ビデオスタジオ」「メディアスタジオ」といったソフトが必要です。凝った編集をしたい、となれば避けて通れない道です。画質劣化は殆どありませんが、これではDV-AVI方式で記録されるのでオーサリングソフトという別のソフトで、DVDビデオ方式に変換しなくてはなりません。
そこで、凝った編集をしないのでしたら、お手持ちのパソコンにはアナログでの映像・音声入力端子があるはずですから、これに接続します。そして、テレビ録画ソフトで外部入力を選択し、画質は最高画質(9Mbps程度)にして、パソコンに直接MPEG2ファイルで録画します。
このファイルを、添付しているオーサリングソフト、DVD-fun-STUDIOをつかって、カット、BGM入力、メニューとチャプチャ作成、タイトル挿入の作業を行い、DVD-Rに記録させれば、とても早く、簡単に終わります。容量も2GBで30分程度です。
アナログだから画質が落ちる、というご心配はほとんど無用です。DVからMPEG2に変換するとき、それと同等の劣化がありますから、完成した作品は遜色ありません。
この方法は、簡単に編集したい、という場合のみ有効です。画質優先なら、「ビデオスタジオ」等のDV接続用の専用ソフトで時間をかけてじっくり編集するしか手段はありません。
もっと簡単なのが、直接DVDレコーダーに接続して、リアルタイム録画することです。凝ったメニュー画面は出来ませんが、パソコンを使うより早く、画質劣化が少なく、家電DVDとの互換性が高いディスクができる、一番確実な方法です。
以上、ご参考になれば幸いです。