こんにちは。
この質問の回答にはスポーツ用品メーカーの開発の人の話が聞けたらいいですね。私も聞いてみたいです。
しろうとですが、野球経験者としての個人的な意見で回答させて下さい。
もともと野球は木のバットを使うスポーツでした。
でも木のバットは折れたりするので丈夫な金属のバットが登場したのだと思います。
金属といってもアルミとか鉄とかいろいろありますよね?重さや丈夫さ、加工のしやすさなどからいろんな素材を試してみて、なるべく木のバットに近いものを作ろうとしたのだと思います。
そして金属以外の素材も使うようになり、カーボンやグラスファイバーも使うようになったのだと思います。
バットには長さや太さ、重さのほかに大事なことで、「しなり具合」があると思います。
木のバットは自然のなかで成長するので、まったく同じものは作れません。金属バットは固いので「しなり」をうまく出せません。同じものがたくさんつくれて、しかも「しなり具合」も調節できるようにカーボンやグラスファイバーを使っているのだと思います。
どんな「しなり具合」がいいのかは、各スポーツ用品メーカーさんがいろいろ工夫されているのだと思います。
つりざおのしなり具合も、竹でできたつりざおと人工的な素材でできたつりざおとでもいろいろありますよね? でも竹のつりざおは、全く同じものを2つつくることはできません。
では、daitakuくんが使うバットは、どんな「しなり具合」がいいのでしょうか?
人間が、固い床の上でジャンプするのと、トランポリンの上でジャンプするのと、どちらが高くとべるのかということに似ていると思います。
では、軟式のボールを、固い床の上に思いきりぶつけるのと、トランポリンのうえにぶつけるのと、どちらが高く跳ね上がるかということです。
軟式のボールは、固い床にぶつけたほうが高く跳ね上がるかもしれませんし、トランポリンのバネの強弱をうまく調整してやれば、すごくボールが高く跳ね上がるトランポリンができるかもしれません。
このバネが、バットで言う「しなり具合」なのです。
いろんなバネを使って試してみる必要がありますよね?
しなり具合がほとんどない金属バットがいいか、しなり具合が調節できる人工的な素材がいいかは単純には比べられないと思います。
ソフトボールがよく跳ねあがるトランポリン、軟式ボールがよく跳ねあがるトランポリン、硬式ボールが良く跳ねあがるトランポリン、いろいろ工夫すればすべてバネの強さの調整が違うと思います。
また、野球の場合は道具に関するルールを守ったなかでいろいろ工夫をする必要があります。
固い床にぶつければ、どのボールでもそれなりに跳ね上がります。
それが金属バットです。
プロ野球のルールでは木のバットしか使えませんので、選手は木のしなり具合や固さの違いにこだわります。(もちろん長さや重さも)
ですから、少年野球のうちから「しなり具合」にこだわってカーボンなどを使ってみるのもいいかもしれません。
でも、一番大事なことがあります。
どんなトランポリンでも、バネをしっかりと枠(わく)に固定しておかないと危ないのです。人間がジャンプしたら、バネが外れて落下事故になるようなトランポリンでは誰もジャンプできないですよね。
その枠(わく)にあたるのが、バットスイングで言えば手首、腕の力になります。もっと言えば、足・腰の強さも大事なんです。
トランポリンのバネをいかすには、枠(わく)の強さや土台の強さが必要なんです。グラグラしたトランポリンではダメです。
木でも金属でもカーボンでも、とにかく毎日バットを振ることが大事ですよ。腕力だけでなく、スイングのスピードも重要です。
長くなってすみません。
スポーツの道具っていろいろこだわれば奥が深いものだと思います。
それもまたスポーツの楽しみではありますよね。
でもどんな道具を使うにも、まず健康な体と体力があってこそです。
まずは健康な体に感謝しながらスポーツを楽しんでください。
お礼
ありがとうございました。 参考になりました。