岡本は逃亡用のパスポートと現金を得るため指定の場所へやって来た。
車のトランクにあるはずの物が無い事に慌てる。その時、黒服の男達に捕り抑えられる。中島と武内が現れ、中島は「お前が兄貴を殺したんだな?」とナイフで刺す。
同じ頃、萬田との取引で現金を持った華世と高橋が来ていたが、岡本が刺される現場を目撃して慌てて引き返した。
斎藤、羽田、萬田は岡本を看病していた。そこへ哲平も合流。ここで突然萬田が監禁されていた場所にあったものがヘアームースかジェルか分からないと言いだす。視聴者の生投票で結末が変わる選択でムースになります。
目を覚ました岡本は専務の残した鍵について語り始める。20年前のエレベーター事故で責任を負ったケビイシ工業は、実は施工前にエレベーターの欠陥を指摘していた。それを強引に工事させたのはマルドモ商事で証拠を隠滅して罪を逃れていた。
専務は秘かにファイルを貸し金庫に保管していた、それがその鍵だと。
探偵高橋はもう直ぐファイルが手に入る、と華世を脅し現金一億円を要求。華世もそれに応じる。
岡本の逃亡を手助けして信用させ別の人物を殺す為に罪を被せようとした人物、それは哲平だった。岡本に指摘され鍵を奪って逃走する。
哲平の部屋を調べると新聞を作成した痕跡と華世に対する憎しみのこもったノートが見つかる。
実は高橋と哲平は共犯だった。ファイルを受け取った高橋は出版社に届けると言い、華世との取引場所へ来いと哲平に銃を渡す。
ケビイシ工業の施工責任者は哲平の父で心臓が弱く服役中に死亡していた。銃で華世を撃とうとした時、後ろから高橋に銃口を向けられる。萬田を誘拐したのも高橋でファイルを手に入れるため華世を恨む哲平を利用していた。
出版社に届ける気は無く最初から金が目的だった。
アタッシュケースの現金を調べると偽物で慌てる高橋の隙を突いて哲平が飛びつき、高橋の足に銃弾が命中、銃を奪う。
そこへ斎藤達も駆けつける。更に銃を持った中島と武内が岡本を捕らえて現れファイルを奪われる。
しかし哲平は以前から高橋を信用しておらずファイルのコピーを出版社へ既に届けていた。これで父親の汚名が晴らせると笑う哲平。
岡本が連絡していた警察のパトカーも直ぐ近くまで来ている。
全ての計画が狂った中島は皆殺しに出る。岡本が体当たりして中島が体勢を崩した時に羽田が飛びついた。銃を奪おうと揉み合った時、不運にも銃口は羽田の腹部に発射されてしまった・・・・・
ドサクサに紛れてアタッシュケースを奪った武内は大金が入った!と以前の不倫相手を呼び出し中身が偽物とは知らず能天気に車で逃走するのだった。