卒業生です。2000年に卒業しました。
正式名称は金沢大学教育学部附属高等学校です。
1学年3クラスで普通科のみ。人数が少ないのでアットホームなのが売りです。
生徒のほぼ全員が4年制大学に進学します。
入試は、附属中学からの内部入試とそれ以外の外部入試があり、それぞれに推薦入試と一般入試があります。
入学時の偏差値は県ではトップです。
石川県は、地方の割に高校入試はかなり厳しいので、全国的に見ても高いレベルにあると思われます。
学区がないので、理論上は全国どこからでも通えます。
富山から通ってる人も、わずかながらいます。
実家からの通学が困難な生徒は、学校の近くに下宿して通っています。
所在地は金沢市平和町。市の中心部からはちょっと遠いです。
隣に附属中学校・小学校・幼稚園があり、向かいには陸上自衛隊があり、周りには官舎が立ち並ぶ、のどかだけれどちょっと変わったところです。
生徒数が少ないため学食がないので、昼休みには学外に出て昼食をとることが許されています。
学校のそばの定食屋さんは附属の学生にはとても温かく、「附属高校の学生さんは割引」というサービスをしているところもあります。
先生は国家公務員なので「教官」と呼ばれています。
信念を持っていて、学問をこよなく愛する素晴らしい先生が多いです。
入試のための勉強ではない勉強や、教科書には載っていない知識も教えてくれるので、授業はとても興味深いです。
「大学の教養の授業に匹敵する。」と自分で言ってる先生もいます。
実際、教育学部の学生にも講義をしている人なので、あながちウソではなさそうです。
生徒の質問にも熱心に答えてくれます。
どの先生も殆どすべての生徒の名前を覚えています。
進学校なので、がり勉集団だと思われがちですが、そうでもないです。
記念祭(文化祭みたいなものです)などの行事活動には皆、積極的です。
「自主自律」がモットーで、行事活動には教師は殆ど干渉せず、すべて生徒の手で運営されています。
生徒会活動も割と盛んです。
7年程前に「夏服自由化運動」というのがあって、以来、夏は(常識の範囲で)自由服です。
私の中学の時と全然違って自由な校風なので、入学当初は結構ビックリしました。
部活とか行事活動に積極的な人には成績の良い人が多いというのが私の印象で、皆でワーッと遊んで、終わったらすぐに頭を切り替えて勉強する、という感じです。
勉強もいっぱいしますが、結構楽しい高校生活でしたよ。
記念祭には何故か歌舞伎をします。これも楽しいです。
良い事ばっかり言っててもあれなんで、一応欠点も言っときましょう。
校舎ぼろいです。
夏は暖房完備、冬は冷房完備です。
山の近くなので、雪が多いです。
プールが壊れて使えません。(水泳の授業がないのは女の子にとっては嬉しいのですが)
制服(冬)が創立以来変わっていないので、何と言うか、まぁ、モダンではないです。男子は詰襟、女子はセーラー。
部活、特に運動部の団体競技はたいがい弱いです。(あ、でも将棋とかは強い)
ちょっと変わった人が多いです。私も含め。
でもとっても愉快な学校です。とだけ言っておきましょう。
お礼
URLを教えて頂いて助かりました。 そんなに東大に行くんですねー。 少しビックリ。 ありがとうございました。