煙草もお茶もハーブも、その成分が脳に作用して
リラクゼーション効果等を生むという点では共通しています。
これはドラッグなどについても同じです。
実際、ハーブは、種類によってはハイになるとかで、
一部のマニアではドラッグと同様の使い方がされていて、
量や使い方を誤ると死に至ることもある、という記事を
以前Newsweek誌で見たことがあります(正確な号数は忘れましたが)。
ドラッグは煙草以上に悪者扱いされていますが、
普通なら出せない力を出せたりといった効果があるのも事実です。
コカインは昔、コーラの原材料に使われていて(現在はカフェイン)、
「知的な飲み物」として流行しました。
LSDが初めて作られた時も、当初は耽溺性や副作用が知られていなかったので、
「理想的なドラッグ」ともてはやされていました。
何故ドラッグがいけないのかと言うと、ご存知のように、
一度使うと止められなくなる、
常用によって著しい人格破壊や精神の崩壊が起きたり身体を壊してしまう、
一回だけの服用でも中毒症状を起こしたり、バッドトリップやフラッシュバックのために一生を棒に振ることがある、
といったように、リスクがあまりに大きいのが理由です。
さて、煙草はどうかというと、ドラッグよりは害がないと思われがちですが、
実はそうでもないです。
ドラッグと同様に、煙草の服用によっても一時の爽快感や集中力は得られますが、
「ないとイライラして集中力が落ちる」という依存状態に陥ります。
依存症になると止めるのが大変です。禁断症状が出てきます。
また、煙に含まれるニコチンやタールのために癌や高血圧になり、
寿命を縮めることにもなります。女性の場合なら、子供にも影響が及びます。
一般的には、この、煙(副流煙)のために非喫煙者に害が及ぶことが問題視され、
分煙によって事なきを得ていると言うケースが多いようですが、
じゃあ、喫煙者しかいないところで吸う分には全然問題ないのか、というと、
私はそうは思いません。
ドラッグのように、服用者が反社会的行動を起こすことはありませんが、
耽溺性はドラッグとさほど変わりませんし、喫煙者の身体への害の大きさはドラッグ以上です。
煙草が悪とされる理由はこんなところで、
お茶や(普通に売ってる)ハーブは、人によっては止められなくなったりすることもありますが、
煙草のような顕著な耽溺性や人体への悪影響がみられないので良いものとされているようです。
他人の健康のことを気にするのはお節介かも知れませんし、
副流煙の問題も大事ですが、
煙草の害を正確に知らない人(特に子供)が好奇心で吸い始めないこと、
今現在喫煙者で、止めようと努力している人の手助けをすること、
この二つを社会全体で取り組んでいかなくてはならないと思います。
特に、禁煙しようとしてうまくいかなくて悩んでいる人に対するサポートが
今の社会には足りてないと思います。
個人的な意見ですが、
お茶やハーブがOKで何で煙草はダメなんだ!
ということよりも、
何で喫煙者にばっかり責任を押し付けるんだ!
という問題のほうが私には気になります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 つまらない部分に気を使っいすぎたことと、カテゴリーを化学か生物の関係にすればよかったと反省しています。 タバコの効能や害の部分については全くおっしゃるとおりで改めて勉強になりましたが、質問の本意は、タバコもその他の植物と同じように、種子が発芽し、土壌から水分とともに各種の養分を摂取し、光合成等にによる成長を遂げますが、どこてこれほど悪者にされる有害物質を含んでしまったのかと言うことなのです。 質問の仕方が悪く大変ご迷惑をおかけしました、他の回答者の皆様にお礼を投稿し次第、出来るだけ早く撤退させていただきます。