通算トータルでプラスの人がどれだけいるかというご質問に直接お答えできる統計データはないでしょう。
言えるのは、大数の法則(参考URLの8~10をご参照ください)が働くので、胴元(JRA)が25%のテラ銭をハナからしゃっぴいている以上、短期間で勝ち逃げすれば別だけど、ずっとやってて勝ってる人は、すごく少ない筈と推測できるということです。
大数の法則通りなら、短期間の振れ幅には拘らず、長期的には回収率は75%に収束していきます。それを予想技術でどれだけ上回れるかですが、100円賭けて100円回収のトントンにするには、75円を基準にすれば、133%という高い回収率が必要になります。
知り合いで40年近く競馬をやってるベテランがいますが、年間の回収率は95%程度だといいます。でも、100円賭けたうち、テラ銭25円抜かれた75円を基準に考えると、回収率は127%の好成績です。
パチスロなら、テラ銭は10%ですから、127%の回収率を上げる技術があれば、1日5万円つぎ込んで一月やれば、5万円X30日X(1-10%)X127%=171.45万円で、21.45万円浮きますから、パチプロも夢ではないレベルです。テラ銭の控除率の差というのは、凄く効いて来るものだということをご理解ください。
では、何で続けるか?というご質問ですが、これはもう趣味だから、楽しいから、ということに尽きるでしょう。
予想する楽しみ(前の晩にああだこうだと1レースに一時間以上も時間をかけて考えたりします)、競馬場の広さと芝生の鮮やかな緑、疾走する馬を見る楽しみ(ゴール前の柵にへばりついて見てると凄い迫力です)、予想が当たったときの快感(狙った馬が直線差して先頭に立った瞬間、「行けぇ~!」と叫ぶ瞬間、ゴールの瞬間、着順表示で勝利が確認できた瞬間)、そんな快感がやみつきだから、はずれ馬券の山にも耐えられるのです。
それから、おじさんの趣味で王道と呼ばれるゴルフ(ゴルフをしない私はそれだけで無趣味男のレッテルを貼られています)や飲酒(黙ってすわってウン万円)に比べると、コストパフォーマンスがはるかによいというのも競馬の魅力です。一日ゆっくり遊べて、ウンがよけりゃ財布は来たときより膨らんでる、たくさん歩くから健康に良いときたものです。