自信は持てませんが。なにしろハープを弾いたことがありませんし。
私の数少ない経験では、こんな感じです。
つまり、緊張している自分をもう一人想定して、彼に話しかけるというか、心のなかで会話をしてみます(決して2重人格ではありませんので誤解なきように)。
こんな感じです(生々しく回答したいので、少々きたない言葉が続きますがご容赦ください)。
「さーて一発ぶちかますか。おめえはどうすんだ?フッフッフ、なんでえま~た緊張していやあがる。俺は別に構わねえぜ、おめえが緊張しようがどうしようが、こちらの知ったこっちゃねえんだ。俺は俺の好きなようにやらせてもらうからよお。うそだと思ったらそこで見てな。信じらんねえような演奏をしてやっからよお」
とやって、
「さーてもうおめえに構ってる閑はねえから、やってくっか」と言って、2、3回屈伸運動でもして、舞台に出てゆくという具合です。
要するに、緊張している人間をそこに置いてくるというか、別に任せてしまって、こちらの知らぬ所でなんか勝手に緊張してやがる。という想定をしてしまうのです。
あるいは緊張している自分をあえて高圧的に飲み込んでしまう、ということでもあります。逆にこの緊張がバネになって、気持ちの集中した良い演奏に持ってゆきたい、というのが私の作戦です。
あまりにもやりすぎて、本当に2重人格にならなければ良いのですが。
ハープ演奏ですから多分女性の方でしょうか。ですから、このような汚い言葉遣いが相応しいかどうか別にして、気持ち的には、相手(緊張している自分)に飲み込まれない方法を自分なりに模索されれば、だいぶ緩和されるのではないか、と思います。
ところでこの方法、欠点がありまして、これは舞台などで一人で弾く場合のほうが、効果があって、却って内輪で気軽な発表会をやりましょう、というシチュエーションの方が危ないです。なぜなら、さっきのような会話をする場面というのは、控え室で緊張と戦っているときとか、舞台の袖で、出番を待っている時などにやることが多く、「彼」を置き去りにして、ガッガッと舞台に出てゆくという行動に、カギがありますので、まさか内輪のなごやかな席で一人だけ、目をつりあげて「彼」と戦っている訳にもいかないからです。
自分の順番が来て、さあ弾こうと思ったらあら不思議、さっきまで緊張していなかったのに、いま突然緊張してしまいました。という状況に置かれることがあります。そうするともう彼とけんかする閑もなく、轟沈ということになります。
ご友人の前で弾かれるということですから、どちらかというと私が欠点であげたほうの状況に近そうですが、この中から参考になりそうな部分を拾って頂ければ結構かと思います。
読み直すと変な回答ですね。でも決して不真面目ではありませんので、参考になれば幸いです。見当違いの部分がありましたらご容赦ください。