- ベストアンサー
芝居の背景幕の塗料と描き方が知りたい
芝居の背景幕を作成しなければなりません。綿に描くのですが。にじまなくて、安い塗料をご存知の方教えて下さい。又、何かを敷いて描いたらいいのか、吊るして描いたらいいのか全く見当がつきません。 試しに紙を敷いて水性ペイントで描いてみたらくっついてしまい、困っています経験のある方教えて下さい
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
使用する塗料は水性アクリル系塗料で、大道具によく使用されているのは、ターナー社の「ネオカラー」や東京田端の浅井塗料の「ボタンカラー」「スーパーボタンカラー」などが多いです。画材店などで手に入り易いのは「ネオカラー」ですね。 幕に絵をつけるときは、基本的には床に広げます。床面は吸水性がある素材のほうが乾きが早く、乾ききらない塗料が広がって滲んでいくのを防ぐことができます。また、つけすぎた絵の具を適度に吸収してくれるのも良い点です。工場などではいらない幕を下敷きにしますが、そうもいかない場合はせめてパンチカーペットとかが敷ければ良いと思います。 >描いたところだけ縮む まず、全体を平均的に濡らさないとこうなります。 (パネルに紙を水貼りした経験があれば分かるかと思いますが…) きれいな水をつけたきれいな刷毛で幕全体をこすって下さい。こうすることで、布の表面についた糊成分を取り除くことにもなり、絵の具のノリが良くなります。 この際、できるだけ幕を四方に引っ張るようにしておきます。床に釘が打てるようでしたら、本当は引っ張って釘止めするぐらいの力が掛かっていたほうが良いのですが、無理ならばガムテープなどで固定しておきましょう。 >ばりばりになってしまい畳みにくいのです いわゆる「絵の具が強い」=濃いとこうなります。 実際の大道具でも強い絵の具で厚塗りをする表現ですと、ごわごわした仕上がりになってしまいます。 どうしても布の柔らかい質感を残したい場合は「弱い」=薄い目の絵の具で描くようにしますが、あまり薄め過ぎますと絵の具の接着成分も薄くなってしまい、乾いた後で色落ちするようになります。この辺の加減は経験で掴むしかないと思います。 なお、絵の具でなく染料を使って描きますと布の柔らかさをかなり維持できますが、染料は布地の色に発色が影響されたり、混色が絵の具のようにはいかなかったりしまして扱いが難しいのですが、余裕があればチャレンジしてみても良いと思います。 >2.4MX11Mと大きいので 舞台の大道具としてはそれほど大きなものではありませんね。 質問や補足をお読みしますと、ある程度の経験はおありかと思われますので、一度どこかの大道具工場を見学されていはいかがでしょうか? 百聞は一見にしかずで、経験のある方でしたら一度見てみればポイントを掴んで実践に移すことは比較的簡単だと思いますよ。
その他の回答 (1)
- yakushi
- ベストアンサー率44% (33/74)
私がやっていたのは小屋での劇だったのですが、 そこでは小割りという細い木材で枠を作り、 そこにタッカーで布を張って描きました。 仕込みの時も固定しやすいので楽です。 その木枠に布のかわりにベニヤを貼ってパネルを作り、 そこに背景を描く方がより良く見えると思います。 塗料は水性ならどれを使っても平気だと思います。 にじむのは水を加えすぎているせいではないでしょうか。 水は少なめにして多くても加えるのは 塗料の1/3以下が良いと思います。 安くて良い塗料にはボタンカラーというのがありますが、 JR田端駅から入り組んだ道を入ったペンキ屋 くらいにしかないので手に入るかわかりません。 画材屋の世界堂でペンキを買えば通常の2割引で買えます。
お礼
実際に描いてみましたやはり枠を作って描くと描きやすいです。関東にすんでいないので買う店には苦労しました。でも貴重な情報ありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございました。大道具はいつもベニヤで作っているのですが、今回は大きな幕を描く必要にせまられています。試しに描いてみたのですが まず描いたところだけ縮む、ばりばりになってしまい畳みにくいのです(ビニールをひいて描くと特に) 乾いた後も柔らかい状態に出来上がればうれしいのですが・・・2.4M X 11Mと大きいので、枠は無理かと思います
お礼
ご回答拝見させて頂きました。まず全体を濡らすという事に納得しました。とても丁寧に投稿していただいて感謝しています。又、大道具工場の見学にも色々チャレンジしてみようと思いました。悩んでいても始まらないですよね。ありがとうございました。