WBTの端子であれば、全てバナナプラグに対応しているはずです。ダストキャップがある場合は、摘めば引き抜けると思います。
端末処理に関してですが、専用工具を使って正しく圧着するか、ハンダ付けすれば問題ないと思います。
特に太い多芯撚線の場合、締めたはずの端子が緩んできたりすることがあり、また接触面積などの関係から、Yラグを使用した方が安定して接続できるメリットがあります。接点が増えますが、ケーブルと正しく接触させられれば、むしろメリットの方が上回ると思います。
バナナプラグは音質面ではデメリットが大きくなるように思いますが、バイワイヤリングなどの場合はYラグを重ねなくて良いというメリットもあります。
接点の酸化に関しては端末処理した方が有利ですが、いずれ隙間から入り込んだ空気や水分で導体表面が劣化しますから、いずれはケーブルごと交換する必要が出てきます。
その点から、私の場合、安めの圧着式Yラグを愛用しています。
バナナプラグは、中から押し広げるタイプ(WBTなど)でなければ、いずれ保持力が落ちてきますので、交換しやすいようネジ止め式を使っています。
もう1点。バナナプラグを使う場合は、プラグを中から押し広げて固定するタイプのものか、AT6417のような接点になっているものの方が良いと思います。同じテクニカでも、6142・6143(www.audio-technica.co.jp/products/cables/plug/at6142.html)のように、センターピンの周りにバネ力をもたせたプレートを巻き付けたタイプは、その分だけ接点の数が増え、また接触力が小さいからです。
圧着工具(圧着プライヤー)は、簡易型のものではなく、できれば4000円~5000円くらいのJIS規格適合品が良いと思います。規格品は、圧着の際に使用した径が刻印されるようになっており、適切な処理かどうかが一目で判別できます。また、全体に均等に加圧できるため、正確な圧着が可能です。
1000円~2000円くらいで、簡易型ワイヤーストリッパーと一体になったものが多数売られていますが、これらは正しく処理できないものが多いように思います。できないことはありませんが、やたらに力が要りますし、(悪い意味で)コツのようなものが必要です。ワイヤーストリッパーとしても切れ味が悪く、芯線に傷を付けてしまうことが多々ありました。
ハンダを使う場合は、鉛フリーのものか、少し高いですがオーディオ用の銀入りハンダが良いでしょう。
以上、ご参考までに。
お礼
度々の回答有難うございます。 丁寧に解説して頂いたので、なんだかできそうな気がしてきました。 早速、オーディオ店に行って見て来ます!