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ステンメッシュホースの耐油性について
雑誌などに載っているチューニングカーなどで、燃料ホースにアールズ等のステンメッシュホースを使用しているのを見かけるのですが。ガソリンに対する耐油性はあるのでしょうか。自分の車も燃料ホースの一部に使用して4年が過ぎますが異常はありません。あるサイとを見ていたら、そのメッシュホースのおかげで車を全焼させたと書いていたので気になります。確かに見た目はかっこいいですが、メッシュのおかげで内部の亀裂や劣化は見た目では判断できないんですよね。臭いでは分かるとは思うんですが・・・。
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ちょっと今カタログが手元に無いので確認出来ませんが、アールズのホースにはフューエルラインサイズ、などと謳っているホースもあったはずなので、選択を間違っていないなら耐油性に問題は無いでしょう。 ただ、アールズのステンメッシュホースは値段相応な(悪い言い方をすると見かけ倒しの)商品で、メッシュの中はタダのゴムです(ホンモノの油圧機器用メッシュホースの中はテフロンチューブでベラボーに高価です。スペースシャトル等に使われるステンメッシュホースは、このタイプです)。 日本に於いては、実はこのゴムがクセモノです。 海外のゴム製品を国内で使うと、耐油性はOKでも、オゾンによって激しく劣化します。世界的に有名な欧州の某タイヤメーカーも、かつて日本国内でのオゾン劣化に随分悩んでいた様でした。 ゴム部品がオゾン劣化を起こすと、柔軟性が失われ、表面に細かいクラックが入ります。これがタイヤなら表面がカチカチとなった時点でグリップも摩耗もしなくなりますが、フューエルラインなら放置しておけば最後はガソリン漏れになります。 日本は特にオゾンがキツい環境の様で、海外のゴム部品にはかなり辛い市場と言えます。勿論国産のゴム部品はこの問題もある程度クリアして商品化されていますが、それでも、(あまり知られていない事で、ちゃんと守っている方は少ない様ですが)国産バイクのフューエルホースなどは3~4年毎の定期交換部品となっている事が多いです。 これがブレーキラインなら、仮に耐久性が低くても新品時にはそれなりの効果が期待出来るでしょうが、フューエルラインをアールズに限らず輸入モノのホースに交換されるのは、見た目以外の何の効果も期待出来ず、全くお勧め出来ません。 国内でクルマを使用されている限り、フューエルラインはノーマルが最も低コストで信頼性が高く、性能も十分と言えます。
お礼
早速のお答えありがとうございます。やはりノーマルが1番信頼できるものなんでしょうね。参考になりました。