元、指導員です。
>デミオに乗られてる方、同じように思ってる人いませんか??
「はい、そう思います。」…で一件落着しては、それより先に進みませんから、コンパクトカーの現状と車庫入れの簡単なアドバイスを書かせて下さい。
同じステーションワゴンでも、全長の長いクルマとデミオのように短めのクルマでは、ドライバーから後部ピラー(支柱)までの距離がだいぶ違います。
仮に、ピラーの太さ(幅/面積)が同じだった場合には、ピラーが近くにあるほど視野に大きく入り込み邪魔になります。
だからと言って、あまりにもピラーを細くすると、クラッシュした際の強度が不足し搭乗者を守れないため、各メーカーとも相反する問題の妥協点で、形状を決めていると思われます。
どんなクルマでも、ピラーの背後にはある程度の死角が生ずるわけですが、車種による程度の差はあるにせよ、自動車である以上やむを得ない部分だと感じます。
しかし、左後方が見にくいと感じるデミオを上手く誘導できるようになれば、他の車を運転した場合に、「見やすい/楽だ」と感じるかもしれませんよ。
>こういう時って左のサイドミラーを見ればぶつかるかどうかがわかるんですよね?
ぶつかる事は分かると思いますが、いつどれだけハンドルを切るかは別問題です。
◆後退しながら左サイドミラーで距離感がつかめるまでには、かなりの練習と時間を要します。
初めのうちは、まず一番頻度の高い自宅の車庫入れ専用パターンを覚えることが必要だろうと思います。
前進でも後退でも同じ弧を描いて車庫に出入りするわけですよね。
つまり、後退での車庫入れは映画のフィルムを逆回しにした出庫にも見えるわけです。
(厳密にはいくらか軌跡が異なりますが、通常は問題ありません)
そこで、後退時だけミラーを見るのではなく、前進時
(車庫から左に出る時)にも、いくつかのポイントを決めてミラーに映る対象物(車庫の壁、門柱、etc.)の見え方/間隔を何度もチェックして下さい。
例としては
◇定位置での左側の間隔(左折開始前)。
◇左後輪が構造物と最接近する位置での間隔。
※ 降りて実際の間隔と、ミラーでの見え方をしっかりチェック。重要です!
◇左折での出庫が完了し、ハンドルを右に戻し始める直前。
※ ここで車を停止させ、ミラーでの見え方を記憶することは、車庫入れ(後退)の時にハンドルを左に切り終っているべきポイントがここであるという意味で、大切な情報です。
◇ゆっくり前進しながらハンドルを中央に戻し終わった所。
※ ここでも車を停止させ、車庫入り口までの距離感を覚えます。この場所がハンドルを左に切り始めるポイントです。ミラー以外に目視でも距離感をつかんでおくと良いですね。
前進と後退では、クルマの速度もハンドルを回す速さも違ってきますから、フィルムの逆回しのように正確にはいかないかもしれませんが、前進時に覚えておかなければ判断の基準が存在しません。
あくまでひとつの参考例ですが、往来の少ない時に、バックで車庫入れする速度を想定して、前進しながらミラーで見え方をマスターして下さい。
そして後退での車庫入れの際は、教習所で習った危険箇所への目配りをお忘れなく。
蛇足ですが、私の自家用車のサイドミラー(特に左側)は、やや下向きです。教習所などでは、道路と空が半々程度に映るようにと教えていますが、個人的には道路(地面)が6割で空が4割でも良いと思っています。
自車のボディーも、ミラーの内側4分の1で十分だと思います。私は5分の1以下ですが、ちょっと頭を動かせば何の不自由も感じません。
ちょっと背伸びしてやや上から左ミラーを覗き込んだ場合に、左後輪付近の路面が見えるようなミラーの角度だと、車庫入れなどでの小さい接触が防げますから、地面の映りが(上下の)半分以下にならない方が良いと思います。
時間がありましたら、下のQ&Aもご覧になってみて下さい。(長文ですが、何かの参考になるかもしれません)
ご質問の趣旨とは違った回答を長々と失礼しました。