(学校仕様モデルについて)
学校仕様のものが息子さんに最適であったことは間違いないと考えていいでしょう。なぜなら学校仕様のものは、使用者のレベル・必要性の観点から、無駄な部分を省く代わりに必要性の高いコンテンツを入れるなどして、より使用者にあわせて作られているオーダーメイドだからです。それに加え、団体購入と中間搾取の少なさから、一般市場に流通している同様のレベルのものよりとは比べ物にならないほど安く、保証条件もよい。これは間違いありません。ただ、学校仕様のモデルは、ある一般市場流通モデルを基本に、それに手を加えて製造されている可能性が高いので、まったく同じ型番の物はないにしても相当似た物が売っていることは十分考えられます。ご参考までに。
(購入基準・コンテンツ)
これらの観点も踏まえて申し上げますと、まず春に売られて周りの生徒さんが買われたタイプにはどういったレベルのなんという辞書が入っているのかを調べて、それと同じ辞書が入っているタイプを探されるのがいいかと思います。一般的には、進学校の高校生レベルでは皆さんのおっしゃる通りだとは思いますが(最低限ジーニアス英和・和英、広辞苑・漢和辞典の入っている物。+好みで古語辞典…メーカーが高校生向けと称して実際に出しています)。ほかにも百科事典が入っていたり、色つきの絵が表示できたり、家庭の豆知識的コンテンツ(冠婚葬祭辞典、旅の外国語辞典、医者からもらった薬がわかる本、ひとこと英会話など)が50数冊分も入っているタイプなど色々ありますが、それらは学習者向けというよりは、「家庭に一台」というタイプの物ですので、息子さんにはお勧めしません(高校1年生の場合ですが)。
また、コンテンツカードを買えば辞書を増やせるというものもありますが、電子辞書はパソコンと一緒で本体も進化していきますから、今4万で売っているものが3年たてば1万円になったりすることも考えられ、同じ物を5年10年使うために、未発達なコンテンツカード機能のついたものを金額上乗せで買うのは現段階では賢いとはいえないでしょう。
(購入基準・メーカー)
電子辞書メーカーでは、カシオ(exword系)・セイコー・ソニー等色々ありますが、主流は前二者です。特に、カシオのexwordは型番問わず多くの人々に使われています。またセイコーは英語関係のコンテンツの豊かさに加え、ハード(本体)の機能性・使い勝手・検索能力に関してはexwordの性能を上回ります。
(補足)
一般に高校生向けの辞書はハイレベルの大学に入れば買い替えを迫られることも考えられますが、今は、その時のためのコンテンツ(上級英語辞書・第二外国語辞書など)を考えないで、必要な辞書がきっちり入っていて、余分な物がなるべく入っていない物を安い値段で買うのが賢い方法です。そして、使いやすさ、デザインなどによって愛着も違ってきますから、ぜひ使う本人に実機を手にとらせてあげて検討されることを薦めます。また本体を保護するケースと、保証をきちんとつけることが肝心です。
以上、経験者兼準専門家でした。
お礼
ご回答ありがとうございました。 なんだか逃がした魚は大きい、と言う言葉が浮かびましたね(しくしく) >まったく同じ型番の物はないにしても相当似た物が売っていることは十分考えられます。 はい、全くの同機種、同等品はなかったですが酷似しているものはありました。しかし!かなり高くてとても私には買ってあがられるものではなかったです。 コンテンツカードですか・・・。やはりそれも多分今後も必要はないと思われますね。 今月中旬進路相談会があるのでダメもとでもう一度先生に掛け合ってみたいと思います。 あれだけの電子辞書ははっきり言ってなかったように思われます~!!